栄養・食

仕事で疲れても大丈夫!「夜トレ」の効果を最大化する3つの栄養戦略|集中力が途切れない1日の作り方

はじめに:なぜ仕事終わりのトレーニングは質が落ちやすいのか?

長時間の仕事は、肉体だけでなく精神的な疲労も蓄積させ、集中力の低下を招きます。また、日中の活動でエネルギーが枯渇しているため、本来のパフォーマンスを発揮しにくい状態です。しかし、これらの問題は、これから紹介する適切な「栄養戦略」によって、大きく改善することが可能です。

戦略①【トレ前】:枯渇したエネルギーをチャージする「軽食」の選び方

トレーニングの約1〜2時間前に、エネルギー源となる炭水化物を補給しましょう。

消化の良い炭水化物を選択する

おにぎり、バナナ、和菓子など、消化が良く、速やかにエネルギーに変わるものが夜トレ前には適しています。

避けるべき食事

揚げ物や食物繊維が多すぎるものは消化に時間がかかり、トレーニングのパフォーマンスを妨げる可能性があるため避けましょう。

戦略②【トレ中】:集中力を切らさない「栄養補給」の新発想

夜のトレーニングでは、栄養補給の選択が睡眠の質にも影響します。

高カフェインサプリメントの注意点

多くのプレワークアウト製品に含まれる高用量のカフェインは、睡眠の質を低下させるリスクがあるため、夜間の摂取には注意が必要です。

「持続性」を重視した成分の活用

そこでおすすめしたいのが、適度な量のカフェインに、その働きを穏やかに長く支える「マンギフェリン」のような成分を組み合わせたサプリメントです。睡眠への影響を考慮しつつ、トレーニング中のコンディションをサポートする、夜のトレーニーにとって心強い選択肢となるでしょう。

戦略③【トレ後】:翌日に疲れを残さないための「リカバリー食」

トレーニング後の栄養補給は、身体の回復と成長の鍵を握ります。

「ゴールデンタイム」を逃さない

トレーニング後の30分〜1時間以内は、栄養の吸収率が最も高まる時間帯です。

タンパク質と炭水化物をセットで

傷ついた筋繊維の修復をサポートする「タンパク質」と、消費したエネルギーを補給する「炭水化物」をセットで摂取することが推奨されます。手軽なプロテインドリンクや、サラダチキンとおにぎりなどが良い例です。

まとめ:栄養戦略で、仕事とトレーニングの両立はもっと楽しくなる

「トレ前の軽食」「トレ中の賢い栄養補給」「トレ後のリカバリー食」。この3つの戦略を実践することで、あなたは仕事の疲れを乗り越え、夜のトレーニングを最大限に楽しむことができるはずです。計画的な栄養摂取で、理想の身体と充実した毎日を手に入れましょう。

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

【You Tube】
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