ヘルシーなイメージをもたれることの多い果物はダイエットには有効なのでしょうか?意外な事実を山本義徳先生が解説します。
果物は太らない はウソ。
野菜や果物であればいくら食べても太りません。と考える人もいると思いますが果物は食べすぎると当然太ってしまいます。
なぜなら果物の成分はほとんどが、果糖 ブドウ糖 砂糖だからです。結局は糖分なのですが口当たりが良いのでつい食べすぎてしまいます。
ご飯であればしっかりと噛んで食べるのでゆっくりと血糖値が上がりますが、果物はあまり噛まずに食べるので一気に食べると身体に良く無い働きをもたらすことになります。
果糖が脂肪になりやすい
果物に含まれる果糖は体内でとても中性脂肪に変わりやすいのです。
ご飯などのデンプン質の場合、糖質がエネルギーに変わる段階でフィードバックが起こります。ブドウ糖がだんだん多くなってくると、エネルギーの産生経路がストップします。果物の果糖の場合はそのようなストップフィードバックがかかりません。
果物を食べすぎると、どんどんアセチルCoAというものが出来てしまいます。それが中性脂肪を増やしてしまうということがあります。中性脂肪が多い人が果物を辞めるだけで中性脂肪の量が普通に戻るかもしれません。
どうしても食べるなら?
果物と言ってもいろいろあり、グリセミックス・インデックスが低く果糖の多いものであれば血糖値をあまりあげることはありません。血糖値は上がりませんが、果糖はアセチルCoAを増やしてしまいます。
なので果物ではできるだけブドウ糖の多いものを選ぶと良いです。ブドウはブドウ糖が多いです。ブドウ糖という言葉はブドウからきています。
ブドウは果糖が少なく、ブドウ糖が多いので比較的その意味では太りにくいかもしれません。しかし当然食べすぎてしまうと多くのカロリーを摂ってしまいダイエットへは向かないということになりますので、デザートに楽しむくらいにとどめて食べすぎには気をつけましょう。
記事監修者 情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
メジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家など幅広いクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル「VALX 山本義徳 筋トレ大学」を開設。
一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)(下)
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
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