筋肥大のために良いお肉を山本義徳先生に選んでいただきました。 筋肥大を目的としている方は、それぞれの効果にも注目して選ぶようにして見てください。
牛肉
肉といっても色々ですが、最初に選んでいただきたいのが牛肉です。理由はクレアチンを多く含む事。筋力・筋肉を増やしてくれます。
アミノ酸としてはフェニルアラニンが多いです。フェニルアラニンは体内でチロシンというアミノ酸に代わり、チロシンがアドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンあるいはメラニンに変わっていきます。トレーニングがキツくてやる気が出ない時にもやる気を出してくれます。
あと、牛肉には鉄が多く含まれます。鉄には色々な作用があり、酸素を運ぶヘモグロビンを作るのに必要になりますし、ミトコンドリアでエネルギーを作り出す時にも必要になります。鉄が不足すると筋肥大・筋肉の合成に良くありませんので、牛肉をできれば毎日、難しければ時々は食べるようにしてください。
鶏肉
つぎにおすすめしたいのは鶏肉です。特に鶏のムネ肉にはカルノシンが多く含まれます。カルノシンには色々な作用がありますが、乳酸を緩衝して疲れを取り除いてくれる作用や脳のα波を増やしてリラックスをもたらす作用もあります。
夜にトレーニングをしているとアドレナリンが出てなかなか寝付けないという人も多いと思います。トレーニングした後に鶏のムネ肉を食べてカルノシンを摂ると脳のα波が出てリラックス効果が見込めるかもしれません
鶏のムネ肉には糖化を防ぐ作用があります。筋肉を増やす時には多めの糖質を摂る事が多いですが、あまり多いと今度は糖化の問題が出てきてしまいます。血管を傷つけてしまったり細胞に障害を起こしたりというような問題を起こす可能性があります。ムネ肉でカルノシンを摂るとそれを防ぐ事もできるわけです。そのような健康上の観点でもできれば鶏肉は摂るようにした方がいいです。
記事監修者 情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
メジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家など幅広いクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル「VALX 山本義徳 筋トレ大学」を開設。
一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)(下)
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
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