今回は、体脂肪を増やさないように注意しながらバルクアップをする、いわゆるリーンバルクと呼ばれる方法について説明します。
山本先生は一部位の筋肉に絞ってトレーニングを行い、トレーニング時間は30〜40分、長くても1時間以下で終わらせることを推奨しています。
実際に短時間で行うトレーニングの内容は、どのようなトレーニングを行えばいいかについて説明します。
リーンバルクのポイント
リーンバンクで一番大事なことは、オーバーカロリーにならない食事です。
リーンバルクとは、体脂肪をつけずにバルクアップをすることです。
今回は、リーンバルクに必要なトレーニングの内容について紹介します。
あまり体脂肪を増やさないためには、消費カロリーを増やすトレーニングが大事です。消費カロリーを増やす方法として、トレーニング頻度を増やす必要があります。
具体的には、1回2時間のトレーニングを週3回実施するよりも、1回1時間のトレーニングを週6回実施したほうが消費カロリーは多くなります。
なぜなら、トレーニング頻度が多い方がEPOC(excess post-exercise oxygen consumption:運動後酸素消費量)が高くなり、トータルの消費カロリーが多くなるからです。
EPOCとは、運動した後も24時間〜36時間くらい継続して酸素が消費され続けることです。
この期間は代謝が上がっているため、1回のトレーニング時間が短くても、消費カロリーは多くなります。
オススメの分割方法
例えば、週6回トレーニングする場合のプログラムを説明します。
まず、腹筋と胸・背中・肩・腕・脚と5分割にして、週6回行います。
5分割のトレーニングプログラムを週6回実施することで、一つの箇所を週1回トレーニングするよりも、少し短い間隔で鍛えられます。
1日1部位のみ鍛えることで、集中してトレーニングに取り組めます。
さらにEPOCの継続時間が長くなり、トータルの消費カロリーも増えるため、リーンバルクが可能になります。
リーンバルクの注意点
週6回トレーニングをする時の注意点は、1回のトレーニングにあまり時間をかけすぎないことです。
1回のトレーニング時間が長い場合、間違いなく疲労が溜まり、オーバーワークになってしまいます。
そのため胸・背中・肩・腕・脚と分けて、30分〜40分くらいで集中してトレーニングをした方がいいです。
時間を短くすることで、トレーニングを週6回やってもオーバーワークにはならないでしょう。
まとめ
リーンバルクを目指す場合、1回のトレーニング時間は1時間以下、トレーニング強度も少なくする代わりに、週6回トレーニングをすることを心がけてください。
- リーンバルクで大事なことはオーバーカロリーにならない食事です
- 消費カロリーを増やすために、トレーニングの頻度を増やす
- トレーニング頻度が高まることで、EPOCの継続時間が長くなる
- 週6回、それぞれに1部位だけ集中してトレーニングをする
- 1回のトレーニング時間は30〜40分に抑える
記事監修者 情報
山本 義徳(やまもと よしのり)静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
メジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家など幅広いクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル『山本義徳【筋トレプログラム】』を開設。
一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)(下)
【You Tube】
山本義徳 筋トレプログラム
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
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監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
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