ケトジェニックダイエットとは食事から摂取する糖質を可能なかぎり抑えて、たんぱく質と大量の脂質を摂取する食事方法のひとつです。
日本では主食にお米を食べる習慣があるため、糖質の摂取を抑えるケトジェニックダイエットがなかなか広まらず、広く知られるまでに時間がかかりました。
筋肉量を減らさず体脂肪を落とすために、たんぱく質と脂質から十分な量の栄養を摂らなければなりません。
そのためケトジェニックダイエットでは、お金がかかります。
今回は、山本義徳先生も実践していたお金をかけずにケトジェニックダイエットができる食材について紹介します。
お金をかけずにケトジェニックをする方法
そもそもケトジェニックダイエットの本質は、いかに十分な量の脂肪を摂るかということです。
ケトジェニックダイエットの極端な例としては脂を飲むという方法も可能ではあります。
しかし大切なことは、どのようにして良質な脂を摂るかということです。
糖質の代わりに脂肪からエネルギーを取り出すため、身体に悪い酸化した脂などは使わないようにしましょう。
ケトジェニックでは糖質は抑えるため、お米やパスタなどの費用が浮いて、ケトジェニックの食費に充てることができると思います。
魚の油を摂るなら、魚の缶詰
サーモン・アジ・イワシ・さんまなど、魚の脂はケトジェニックダイエットに向いているいい脂です。
しかし生魚はお金がかかるため、なかなか手が出しにくいと思います。
そこでケトジェニックでは、いわし缶・鯖缶などの缶詰の値段が安い時にまとめて買うことで、出費を抑えることができます。
鶏ムネ肉を皮ごとオリーブオイルで
鶏ムネ肉もお金を安く抑えながらケトジェニックダイエットを行うことができます。
ポイントは皮も一緒に食べて、鶏皮の脂を摂ることです。
調理方法は、あまり酸化しない「ごま油」や「オリーブオイル」を多めに使用して、皮付きの鶏ムネ肉を焼きましょう。ケトジェニックダイエットに向いている良い脂を摂ることができます。
オリーブオイルを選ぶときの注意点
オリーブオイルを選ぶ時は、あらかじめ調べておき、安心できるオリーブオイルを購入するように心掛けてください。
本来、オリーブオイルはエクストラバージンオリーブオイルとオリーブオイルの2種類に分けることができます。
エクストラバージンオイルは香りや成分の基準を満たした高級品です。
しかし日本には偽物のエクストラバージンオリーブオイルも出回っています。
安すぎるエクストラバージンオリーブオイルは、偽物の可能性があるため注意しましょう。
まとめ
魚の缶詰や鶏むね肉、そしてオリーブオイルやごま油をうまく工夫して使うことが安くケトジェニックダイエットを行う秘訣です。
- ケトジェニックダイエットではいい脂を摂ることが重要
- 鶏ムネ肉・魚の缶詰などを使うことで安価にケトジェニックダイエットを行うことができる
- オリーブオイルやごま油も成功の秘訣
- 安いオリーブオイルには注意が必要
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
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