今回は筋トレ初心者が行いやすい3つの失敗について紹介します。
筋トレを初めたばかりの人は、正しいトレーニング方法を習慣にしやすいと思います。
そのため、山本義徳先生が伝えている3つの失敗に陥らないように注意してください。
そして効率的なウエイトトレーニングを行い、効果的に筋肉を鍛えましょう。
筋トレ初心者が行う失敗①毎日トレーニングをする
毎日、同じ部位をトレーニングしないように気をつけましょう。
なぜなら、身体はトレーニングを休んでいる間に、トレーニングで傷ついた筋肉のタンパク質を合成して強くするからです。
しかし、毎日ウエイトトレーニングを行うと、十分な筋合成の時間が確保できないため、トレーニングで筋肉が傷つき、筋肉の分解が進んでしまいます。
実際に山本義徳先生が中学生のとき、毎日腕立て伏せを行って何回できるか挑戦したそうですが、それほど記録が伸びなかったという経験があるそうです。
毎日、同じ箇所の筋肉を鍛えるのではなく、筋肉を増やすためには筋肉を休めることが重要です。
筋トレ初心者が行う失敗②フォームが定まっていない
正しいトレーニングフォームが定まっておらず、トレーニング途中から崩れていまうことです。そのためフォームを毎回確認しましょう。
なぜなら、トレーニングで正しいフォームが崩れた状態で回数を重ねても、効かせたい筋肉に対して十分な刺激が効かず、記録を伸ばすことができないからです。
例えば、腕立て伏せのフォームが崩れた状態で、回数を10回から30回まで伸ばしても筋肥大にとってあまり意味がありません。
前回の回数より多い回数あるいは、前回の重量よりも重い重量で行うことばかりに気持ちが向くとフォームが崩れやすいです。
そのため肘をしっかりと深く曲げてから、伸ばせているかどうか、毎回、トレーニングフォームを確認することが重要です。
筋トレ初心者が行う失敗③他人と比べてしまう
他人の記録と比べてしまうことです。
なぜなら、自分より強い強度でトレーニングをしている人を見ると、負けたくないという気持ちから、頑張りすぎてしまうからです。
重要なことは、他人の記録と比べることではなく、自分の前回の記録と比べることです。例えば、ベンチプレス50kgの人の場合、2倍の重量の100kgに増量してトレーニングをすることは難しいです。
しかし、次のトレーニングで1kgずつ増量し続ければ、一年間で相当な重さを増量することが可能です。
つまり他人と比較しないで、前回の自分の記録を超えるトレーニングを心がけることが重要です。
まとめ
筋トレ初心者が陥りやすい3つの失敗について紹介しました。
トレーニングを毎日行ったり、フォームが崩れたままトレーニングを続けたり、他人の記録と比べないことが大切です。これまでの失敗を参考にしてトレーニングを積み重ねることで、筋トレ効果をあげることや筋肥大を効果的に行うことができます。
- 毎日トレーニングを行うと、トレーニングで傷ついた筋肉を合成する時間が確保できず、筋肉が分解されてしまうから
- トレーニングフォームが崩れないように、フォームを毎回確認する
- 他人の記録と比べてトレーニングをしない
- 前回の自分の記録を超えることを意識する
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
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