プロテイン

プロテインの正しい持ち運び方はこれ!プロテインの管理方法をマスターしよう

プロテインを持ち運ぶときに、どのような事に気をつけていますか?

プロテインの使用を習慣づける上では外出先でも飲むようにしたいところですが、持ち運び方に注意しないと、プロテインの品質が劣化してしまう事があります。

それどころか、プロテインに雑菌などが入り込み、摂取した際にお腹を壊してしまう懸念もあります。そのため、プロテインを持ち運ぶ際には、プロテインの品質を劣化させない持ち運び方を理解しておく事が大切です。

今回は、プロテインのタイプ別(形状別)に、プロテインの正しい持ち運び方をご紹介します。

プロテインの持ち運びに使えるグッズとは

筋肉を作るたんぱく質を効率良く摂取するために、トレーニング先などへプロテインを持ち運ぶ人も多いでしょう。

一口にプロテインといっても粉末タイプや固形タイプ、飲料プロテインなどの種類があり、持ち運びに用いるグッズはそれぞれ異なります。

ここでは、タイプ別にプロテインの持ち運び方を説明します。また、持ち運ぶ際にあると便利なグッズも紹介するので参考にしてみてください。

粉末タイプのプロテインの場合

粉末タイプのプロテインは、作り置きをしておけばすぐに飲む事ができて手軽ですが、時間の経過とともに酸化が進み、味わいや鮮度が低下してしまいます。

水などで溶いたプロテインをプロテインシェーカーで持ち運ぶにしても、どうしてもシェーカーの内部では雑菌が繁殖しやすくなり、プロテインを良い状態に保つのが難しくなります。

そのため、作ったプロテインドリンクを持ち運ぶ事はせずに、プロテインを粉末のままシェーカーに入れて持ち運ぶのがオススメです。

1日に何度かプロテインを飲む予定があるなら、1回分の分量を小さなチャックつきの袋などに入れて持ち運べば量がわからなくなる事もありません。

固形タイプのプロテインの場合

「プロテインバー」など固形タイプのプロテイン商品は、元からしっかり密封された状態で販売されています。

固形タイプのプロテインの場合、開封前の状態であればそのまま持ち運んでも問題はありません。

ただし、チョコレートタイプなどの味がつけられているものは、夏場などに温度の高さから溶けてしまう可能性があります。バッグなどに入れて持ち運ぶ際は、食べるときまで高温多湿の環境を避けるようにしましょう。

紙パックなどに入っている飲料プロテインの場合

紙パックなどに入っている飲料タイプのプロテインは、開封前であれば固形タイプのプロテインと同じように、そのまま持ち運べます。ただし、傷まないように高温多湿の環境は避けた方が無難です。

飲料プロテインの場合は、普段は冷蔵庫などで保管しておき、直前に取出して持ち運ぶようにしましょう。

プロテインを持ち運ぶと腐るって本当?

販売されているプロテインの形状については、粉末タイプが一般的です。ただしどの形状であってもメーカーが品質の保持に配慮しているため、そこまで劣化について心配する必要はないでしょう。

問題が起きやすいのは、購入してからの管理方法です。

プロテインを構成する成分は、雑菌やダニが食料とするたんぱく質であり、雑菌やダニはごくわずかな隙間があればそこへ侵入していきます。パッケージをいったん開封すると内容物が外気に触れる事になり、温度や湿度の影響は避けられません。

特に、高温多湿な環境で持ち運びや保管をしてしまうと、雑菌やダニが繁殖する原因となるうえ、プロテインの腐敗にもつながります。

外出先でプロテイン作りにかかる手間をなくしたいからといって、粉末タイプのプロテインを水や牛乳で溶いた状態で持ち運ぶのは、衛生上良くないといえます。未開封の固形タイプやドリンクタイプは密封されているので心配はありませんが、粉末のプロテインを水や牛乳で溶いて持ち運ぶのは避けましょう。

自宅で粉末タイプのプロテインを溶いてからジムに持って行くのではなく、飲む直前に用意して飲み切るのが理想です。

なお、商品のパッケージに記載されている賞味期限は、適切な保存状態での目安であり、粉末タイプであれば粉末の状態である事が条件となります。開封後はなるべく賞味期限よりも早く消費するように心がけましょう。

まとめ

プロテインを持ち運ぶ際には、高温多湿な環境を避け、湿気が含まないようにするのがポイントです。
固形タイプのいわゆるプロテインバーや紙パックなどに入っている飲料プロテインであれば、購入した状態のままで持ち歩けば基本的に問題はありません。
しかし、粉末タイプのプロテインを持ち運ぶ際は、あらかじめ水や牛乳で溶いたプロテインドリンクを持ち運ぶのは衛生的ではありません。1回分であれば粉末のままシェーカーへ、それ以上の量なら1回分ごとにタッパーへ入れて持ち運ぶようにしましょう。

また、プロテインを保存する際には、プロテインのタイプ(形状)にかかわらず、高温多湿な場所での保存は避けて保管する事を心がけましょう。

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

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