毎日トレーニングを続けていると、やる気に満ちてトレーニングメニューをこなせる日もあれば、やる気が減退して追い込みができず、自身が不甲斐なく感じられる日もあるでしょう。
メンタルの安定はトレーニングをする際に重要な要素の一つですが、クレアチンに「メンタルを安定させる効果がある」という説があることをご存じでしょうか。
この記事では、クレアチンが持つ効果やメンタルへの影響にくわえ、摂取する頻度や飲むときのポイントをご紹介します。
クレアチンはメンタルにも効果がある?
クレアチンはアミノ酸の一つで、筋肉を動かすときに使うエネルギーを作り出すサポートをする物質です。魚や肉に含まれており、体内でも合成できます。
クレアチンは、筋トレなどの瞬発的に筋力を発揮する際に運動レベルをアップさせる効果を持つといわれています。そのため、アスリートなどハードなトレーニングを継続している人は、サプリメントで摂取しています。
そんなクレアチンですが、メンタルにも効果はあるのでしょうか。
体内のクレアチン濃度が高まる=体にエネルギーが満ちている状態、といえます。トレーニングをおこなう人がクレアチンを摂取していると、エネルギー切れを起こしにくくなり、結果としてメンタルに余裕ができやすくなるのかもしれません。
例えるなら、ガス欠寸前の車で運転するのは心理的に余裕はなく辛いですが、ガソリン満タンの車なら燃料切れを心配しなくていい、という状態です。
トレーニング時のクレアチンの摂取にはサプリメントの使用が有効です。クレアチンのサプリメントにもさまざまなものがありますが、1クラス上のトレーニングに挑みたいときや「あともう少し」のパワーをサポートするために、モノハイドレート純度99.9%の“VALX クレアチンパウダー”がオススメです。
クレアチンはどれくらいの頻度で摂取するといいのか
クレアチンの摂取はトレーニングのパフォーマンス向上や、メンタルに余裕ができる効果が見込まれるものの、飲めば飲むほど効果があるわけではありません。
また、クレアチンを一度にたくさん摂取すると浸透圧性の下痢を起こしやすく、せっかく摂取してもクレアチンは体外へ排出されてしまいます。
クレアチンの摂取にはクレアチンローディングを「する場合」と「しない場合」とで摂取方法が分かれます。
クレアチンローディングとは、数日間に分けて合計100gのクレアチンを摂取することにより、体内のクレアチン濃度を高い状態にキープする方法です。100gに達した後は1日3gほどの摂取を続けます。
このクレアチンローディングは「1週間後に試合がある」「当日に最高のパフォーマンスができる身体状態に仕上げたい」など、すぐにクレアチン濃度を高めたい人に向いています。
クレアチンローディングをしない場合は、1日3~5gの摂取を毎日続けます。早急にクレアチン濃度を高めたい理由がない場合は、クレアチンローディングをしない飲み方が推奨されます。
クレアチンローディングをするか否かに関わらず、浸透性の下痢を防ぐために、できるだけ少しずつこまめにクレアチンを摂取するようにしましょう。
クレアチン摂取のタイミングは、トレーニングの合間におこなう、こまめな水分補給のタイミングなどがオススメです。
まとめ
クレアチンはアミノ酸の中の一つであり、体内でエネルギーになるため、パフォーマンスの向上やエネルギー不足を防止したい場合などにオススメです。
クレアチンの摂取方法は、クレアチンローディングをする場合としない場合に分けられます。クレアチンローディングは1週間後に試合がある場合など、短期間に身体を仕上げたいときの摂取方法で、数日間で100g摂取し、その後は1日3gの摂取を続けます。
クレアチンは少しずつ摂取しないと浸透圧性の下痢を起こすリスクがあります。急ぐ理由がなければ、1日3~5g程度を継続して摂取するのがオススメの飲み方です。
クレアチンの効能や飲み方を知る事で、エネルギーの切れにくい身体や安定したメンタルを手に入れワークアウトに励みましょう。
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
【筋トレ大学PRO】
https://shop.valx.jp/shop/information_categories/kintoredaigaku-pro
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/