トレーニング

筋トレグッズ7選!自宅でも効果的な筋トレができる筋トレグッズを紹介

正しく筋トレをおこなえば、効果は誰にでも現れます。そして、家でできる筋トレであっても、工夫次第ではジムでおこなう筋トレと同様の効果を出せる可能性もあります。

この記事では、自宅でおこなう筋トレをさらに効果的にするための筋トレグッズを、レベルに応じて紹介します。

筋トレグッズ 初級編

自重トレーニングは自分の体重を負荷として利用するため、場所や器具の有無を問わずに誰もがおこなうことが出来ます。手軽におこなえるので、自重トレーニングは筋トレの入門としても最適です。

ここではあるとより便利に自重の筋トレがおこなえて、なおかつ手軽に購入することができ初心者から使えるグッズを紹介します。

トレーニングマット

硬い床の上で筋トレをすると、種目によっては地面に触れる身体の部分が痛い場合もあるかもしれません。また床の素材によっては地面についた手足が滑ってしまい筋トレに向かない場合もあります。

そのような時に役に立つのがトレーニングマットです。弾力のある素材のマットを選べば、身体に優しく筋トレをおこなうことができます。滑止め加工がされているものであれば、滑りやすい床の上でも問題なく筋トレをおこなうことができます。

選ぶポイント

目的に合ったトレーニングマットを選ぶポイントは、マットの厚さです。薄いもので約0.5mm、厚いもので2cm以上のさまざまな種類が存在します。硬い床の上で腹筋運動などの自重トレーニングをおこなう場合は、少なくとも厚さが1cm以上はあるクッション性の高いものを選ぶと良いでしょう。

材質

トレーニングマットの材質として一般的なのが、ポリ塩化ビニル(PVC)です。安価な素材でコストパフォーマンスに優れています。

価格帯

トレーニングマットは、おおよそ二千円〜三千円台で購入することができます。材質やブランドによっては高価なトレーニングマットもありますが、自分の気に入ったデザインのものであれば、購入を考えてみても良いかもしれません。

有名メーカー

世界的なスポーツメーカーである、アディダスやリーボックが発売するトレーニングマットが有名です。

プッシュアップバー

プッシュアップバーは、腕立て伏せをするときに使えるグッズです。プッシュアップバーを使って腕立て伏せをすると、関節を動かす可動域を大きく広げることができるため腕立て伏せの負荷を高めることができます。普通の腕立て伏せが簡単にできるようになって物足りなく感じる人にオススメです。

また、地面に手のひらをついて腕立て伏せをおこなうと手首に痛みを感じる人も、プッシュアップバーを使うことによって、手首の関節に負担をかけずに腕立て伏せをおこなうことが可能です。

選ぶポイント

グリップ部分の性能がプッシュアップバーの使いやすさの決め手になります。握りやすい太さか、そして十分なクッション性があるかを事前にチェックしてから購入しましょう。

材質

プッシュアップバーにはプラスチック製、もしくは金属製のものがあります。プラスチック製のものはコストパフォーマンスに優れており、金属製のものは耐久性が高いのが特徴です。

価格帯

安価なものであれば千円台で、高くても4千円あれば購入することができます。

有名メーカー

ナイキなどの有名なスポーツメーカーはもちろん、それ以外のさまざまなメーカーからもプッシュアップバーは発売されています。

バランスボール

バランス感覚をつけるためのグッズのイメージの強いバランスボールですが、筋トレに利用することもできます。クランチという自重でおこなう腹筋の種目をバランスボールの上でおこなうことで腹筋運動の可動域が広がり、負荷が格段に高くなります。

選ぶポイント

バランスボールは一般的に、55cm・65cm・75cmの3つのサイズが存在します。自分の身長に合わせてちょうど良いサイズを選ぶと良いでしょう。

材質

バランスボールの材質には、ポリ塩化ビニル(PVC)が使われるのが一般的です。ポリ塩化ビニル(PVC)には、人が座っても破損しない十分な強度があります。

価格帯

おおよそ千円から三千円台で購入することができます。

有名メーカー

GYMNIC(ギムニク)のバランスボールは、1963年にイタリアで誕生しました。当初は、治療やリハビリを目的として使われていましたが、徐々にエクササイズ用途として普及していきます。そして現在でも一部のスポーツジムは、ギムニクのバランスボールが機材として採用されています。

メーカー公式サイト:ギムニク|ギムニクショップ公式サイト

筋トレグッズ 中級編

自重でおこなう筋トレに慣れてくると、回数がこなせるようになり負荷が物足りなく感じることでしょう。また、自重だと種目のバリエーションも限られるため、細かな筋肉を狙ってピンポイントに鍛えることは難しくなります。

そのようなときに手軽に負荷をかけることのできる便利な筋トレグッズを紹介します。

軽いダンベル

代表的な筋トレ器具であるダンベルがあれば、自重の筋トレでは鍛えることが困難な腕・肩・背中を鍛えることができます。
ダンベルと言ってもさまざまな重さが存在しますが、自宅に置くものとして現実的な重さは、1kgから5kg程度のものでしょう。そのくらいの重さのものであれば、スポーツ用品店などでも手軽に購入することができます。

軽いダンベルであっても筋肉にしっかりと負荷をかけることができれば、筋トレの効果を十分に得ることができます。

選ぶポイント

軽いダンベルであっても、安全性を考慮して持ち手が滑りにくくなっているものを選ぶと良いでしょう。また写真のように六角形のダンベルを選ぶことで地面に置いた際の転がりを防止することができます。

材質

ダンベルは基本的には金属製ですが、重さが1kgから10kg程度の家庭用の軽量ダンベルの場合は表面がネオプレン・ラバーなどの滑りづらい素材でコーテングされている場合もあります。

価格帯

重量が重くなるほど価格が高くなる傾向があります。しかし1万円程度の予算があれば、複数の重さのダンベルを揃えることが出来るでしょう。

有名メーカー

多くのアスリートが通うジムにも採用されている、ダンベル・バーベルメーカーのIVANKO(イヴァンコ)からも家庭用の軽量ダンベルが発売されています。

関連リンク:IVANKO IVD ネオプレンビューティダンベル通販 | フィットネスショップ

ゴムチューブ

ダンベル以外にも、ゴムの弾力を利用して筋肉に負荷をかける方法もあります。ゴムチューブがセットになった筋トレグッズを使えば、部位によってゴムの太さを変えることで負荷の強さを調整をすることもできます。

また、ゴムはその特性上、引き伸ばされるほどに負荷が強くなります。ダンベルとはまた違った刺激を筋肉にかけることができるため、組み合わせることでより筋トレにバリエーションを持たせることができます。

選ぶポイント

それぞれ強度が異なるため、太さの違うゴムチューブを複数揃えておくと便利です。ハンドルが付いたものであればより筋トレがやりやすくなります。

価格帯

ゴムチューブには家庭用のリーズナブルなものから、ジムの設備として採用されるような本格的なものまで種類があります。安いものであれば1本数百円程度から購入することが出来るため、必要に応じて買い足していくのも良いでしょう。

有名メーカー

アディダスのゴムチューブは外側がナイロンで覆われています。筋トレ中にチューブが身体に触れても、ゴムの張力を邪魔することなくスムーズです。

adidas(アディダス) パワーチューブ通販 | フィットネスショップ

筋トレグッズ 上級編

本格的にバルクアップを目指すのであれば、軽いダンベルやゴムチューブではすぐに負荷が足りなくなってしまいます。自宅にも置くことができて、なおかつ上級者でもしっかりと鍛えることができる筋トレグッズを紹介します。

可変式ダンベル

可変式ダンベルとは、重量を自由に調整できるダンベルのことです。1組あれば軽い重量から重い重量まで自由に負荷を調整することができます。

ダンベルの重量はメーカーによって異なりますが、おおよそ2kgから30kg程度の重量に対応した製品が多く、筋肉の部位に応じて適切な重量を使い分けることができます。

そして可変式ダンベルにも主に次のような種類があります

スクリュー式

スクリュー可変式ダンベルは、シャフトの両端にプレートをつけてスクリュー式のストッパーで留めるシンプルな構造のダンベルです。価格が比較的安く、頑丈で壊れにくいというメリットがあります。また、プレートを買い足せばより重くすることのできる拡張性の高さもあります。

しかし、重さを変えるためにはにスクリューを外してプレートを付替えなくてはならず、手間がかかってしまうのがデメリットです。

ピン差替え式(パワーブロック)

ピンを抜差しすることでダンベルの重量を設定することができるパワーブロックと呼ばれる可変式ダンベルもあります。

ピン差替え式ダンベルのメリットは、重量の付替えをピンを差し替えるだけで非常に素早くおこなえることです。

しかし、普通のダンベルとは形状や重心の位置が異なるため、筋トレがやりづらいと感じる人もいるようです。

また、パワーブロックにはさまざまな類似商品が出回っているため、購入する際はブランド名を確認すると安心です。

パワーブロックメーカー公式サイト:PowerBlock Adjustable Dumbbells For Home &Commercial Use

ダイヤル式

持ち手を回したり、あるいは両端のダイヤルを回したりすることで重量を調整できるダンベルもあります。

パワーブロックよりも普通のダンベルに近い使い心地でありながら、スムーズに重量を変えられるダイヤルの可変式ダンベルは非常に便利です。

ダイヤルの可変式ダンベルは、メーカーによってさまざまな製品があります。代表的なものは、ボウフレックスやフレックスベルといったものが挙げられます。

フレックスベル メーカー公式サイト:NUO | Athletic Innovation

インクラインベンチ

ダンベルを使った筋トレには、ベンチがあると便利です。さらに背もたれに角度をつけることのできるインクラインベンチであればさらに筋トレのバリエーションを増やすこともできます。

ダンベルとインクラインベンチをそろえれば、ダンベルベンチプレス・ショルダープレス・ダンベルローイング・ブルガリアンスクワットなどのさまざまな筋トレ種目で全身を鍛えることができ、自宅であってもかなり本格的な筋トレが可能です。

選ぶポイント

インクラインベンチを購入する際は、耐荷重量に注意しましょう。価格があまりに安いものは、高重量のダンベルを使った筋トレに向かない場合がほとんどです。怪我に繋がってしまう恐れもあるため、自分の体重に加えてダンベルの重量に耐えることのできる頑丈なインクラインベンチを選ぶようにしましょう。

価格帯

家庭用か業務用か、あるいはベンチの性能によっても大きく価格は異なります。

有名メーカー

家庭用筋トレ器具を販売するメーカーとして有名なIROTEC(アイロテック)のインクラインベンチは作りが頑丈なため、高重量ダンベルを用いた筋トレも安心しておこなうことができます。

関連リンク:【準業務用】マルチファンクションベンチWOT /IROTEC(アイロテック)

まとめ

目的に応じた適切な筋トレグッズをそろえることで、自宅に居ながらでも本格的な筋トレをすることが可能です。

自重や軽いダンベルを使った筋トレに慣れてしまい、さらに上を目指したい人は可変式ダンベルとインクラインベンチをそろえてみてください。自宅にいながらも、かなり本格的な筋トレができます。

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。

【筋トレ大学PRO】
https://shop.valx.jp/shop/information_categories/kintoredaigaku-pro

【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/

....