トレーニング

HMBと筋トレの関係とは?効果を出すために必要な事

筋トレの効果を上げてくれるサプリメントとして、HMBの名前を聞いた事がある人は多いのではないでしょうか。HMBはトレーニングの効果を高めてくれる成分です。

今回はHMBサプリメントと筋トレの関係を解説します。筋トレの効果を高める飲み方もあわせて紹介します。

HMBと筋トレの関係

日々のトレーニングと並行してHMBを摂取する事で、より効率良く身体を大きくできます。HMBと筋トレの関係について詳しく見ていきましょう。

HMBの効果とは

HMBには、筋肉の合成をサポートし、筋分解を抑制する働きがあります。適切なトレーニングにHMBの摂取を組合わせる事で、トレーニング効果のアップが期待できます。

ここで気をつけたいのは、HMB自体は筋肉のもとにはならないという事です。HMBはあくまで、筋肉を効率良く生成するために筋肥大を促すシグナルとなる成分です。筋肉の原料となるたんぱく質を摂りたいのであれば、プロテインを摂取するようにしましょう。

HMBの筋トレへの効果

筋トレをすると筋繊維は破壊され、少しずつ時間をかけて修復されます。これを繰返す事で、筋肉は大きくなっていきます。その際に必要なのが、筋肉のもとになるたんぱく質です。たんぱく質が合成される事で筋肉になり、筋肉量がアップしていきます。

HMBは、筋繊維の破壊を抑制しつつ、たんぱく質を合成しやすくするため、この筋肉づくりをスムーズにしてくれます。そのため、トレーニング時にはプロテインとあわせてHMBを摂取すると良いとされているのです。

いつものトレーニングとあわせてHMBを摂取し、より効率の良いバルクアップを目指しましょう。

参考:HMB、筋肉の合成や分解抑制の機能性~健康博覧会セミナー|日本食品機能研究会(JAFRA)

HMBの効果的な摂取の仕方

ここからはHMBの効果を高められる摂取の仕方を紹介します。HMB摂取の際の大きなポイントなので、ぜひ覚えてください。

筋トレの効果を高めてくれる摂取量・タイミングは?

日頃から筋トレをしていて、HMBを取り入れるのであれば、トレーニングをする日だけでなく、しない日にも摂取する事がオススメです。

摂取量は1日3gが目安です。ある研究では、これより少なくても多くても効果が小さくなるとされています。

また、1回3gをまとめて飲むよりも、何回かに分けて飲むほうが効率良く吸収できます。一度にたくさん飲んでも吸収しきれず、体外へと排出されてしまうのでやめましょう。筋トレをしない日であれば、食後・寝る前などに分けて摂取します。

筋トレ前に飲む場合、適切なタイミングはHMBの種類によって異なります。HMBにはHMB-FAとHMB-Caの2種類があり、HMB-FAは筋トレの30分前、HMB-Caは60~120分前に摂取するのが有効です。

血中のHMB濃度がピークに達した状態でトレーニングに臨めるので、筋肉分解の抑制効果を高める事ができます。なお、トレーニング後の30分間は筋肉の合成が活発化するので、そこに血中濃度のピークを合わせるように摂取するのも良いでしょう。

筋肉の回復は睡眠中におこなわれるので、寝る前の摂取も効果的です。

筋トレをしない日も摂取するべき?

前述のとおり、定期的な筋トレ・運動の習慣がある場合には、トレーニングを休む日の摂取でも効果があります。

筋トレなどによって壊された筋肉は、トレーニングをしない日でも回復がおこなわれています。HMBを摂取すれば、回復をサポートする事ができます。トレーニングを休んだ事による筋肉の劣化防止にも効果的です。

筋肉を効率良く回復し、今ある筋肉を維持するためには、筋トレをしない日も摂取しましょう。

筋トレしていなくても摂取自体は問題ない

では、日常的に筋トレなどをおこなわない人がHMBを摂取するのはどうでしょうか。

結論からいえば、デメリットはないものの、特に効果は期待できません。通勤・通学・仕事など、日常生活程度の活動においてHMBが大きな効果を発揮する事はありません。よほどハードな肉体労働に従事していない限りは、効果を期待するのは難しいといえます。

HMBサプリメントは日頃からハードなトレーニングをしている人が、その筋トレの効果を最大化するために飲むものです。日常的なトレーニングをおこなう事を前提に、HMBを取り入れましょう。

HMBサプリメントは『VALX HMBタブレット』がオススメです。

トレーニーの必要とする1日3gのHMBをしっかり摂取できます。効率良く身体を鍛えていきたい人は、ぜひ試してみてください。

まとめ

HMBは筋合成を助け、筋分解を抑制する働きがあり、効果的なバルクアップをサポートします。日頃からトレーニングなどで身体を鍛えている人にとって、強い味方になってくれるでしょう。

摂取量の目安は3gで、トレーニング前・食後などに分けて飲むのがオススメです。筋トレをしない日でも同じ量を摂る事で、スムーズな筋回復を促してくれます。

一方、トレーニングをそれほどしていない人・運動の習慣がない人が飲んでも、危険性はないものの、効果はありません。

日頃からトレーニングに励んでいる人は、HMBを摂取してトレーニングの効果をさらに高めていきましょう。

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

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