これからトレーニングを始める初心者にも、トレーニング上級者にも欠かせないのがプロテインです。しかし、プロテインにはさまざまな種類があり、どの製品を選べば良いかわからないという人もいるでしょう。
そこで今回は、初心者・上級者など属性別に人気のプロテインをご紹介します。あわせて、プロテインを選ぶ際に「人気かどうか」以外にチェックすべきポイントも解説するので参考にしてください。
どのような人にどのようなプロテインが人気なのか
プロテインには、原料によっておもにホエイプロテイン・ソイプロテイン・カゼインプロテインの3種類があります。 それぞれのプロテインが異なる特徴を持つため、目的に応じて使い分けることが大切です。まずは、初心者・上級者など属性別に人気の高いプロテインをご紹介します。
初心者には飲みやすく続けやすいプロテインが人気
プロテインを初めて選ぶ場合、「いかに飲み続けられるか」という点を重視することが大切です。プロテインを飲むこと自体が苦痛になってしまうと、毎日飲むのが理想的な場合でも数日おきの摂取になってしまったり、飲むことをやめてしまったりするでしょう。そのため、初心者には飲みやすい味で溶けやすさに優れたプロテインが人気です。種類でいうと、ホエイプロテインが適しています。
上級者には成分にこだわったプロテインが人気
トレーニング上級者になると、たんぱく質含有量など成分にこだわる人が増えてきます。効率的にたんぱく質を摂取するためには、たんぱく質を多く含むプロテインが望ましいでしょう。さらに、ホエイプロテインは吸収スピードも速く、筋肉量を向上させたい人に最もオススメです。
ホエイプロテインは、製法によって以下のとおりWPC・WPI・WPHの3つに分けられ、製品によってたんぱく質含有量も異なります。
- WPC:ホエイ(乳清)をろ過し、濃縮したもの。たんぱく質含有量は100gあたり約70〜80g。
- WPI:WPCから乳糖・乳脂肪・ミネラルなどを除去したもの。たんぱく質含有量は100gあたり約85〜90g。
- WPH:WPCを加水分解したもの。たんぱく質含有量は100gあたり約95g。
減量中の人には腹持ちが良いプロテインが人気
プロテインは、種類によって消化吸収速度が異なります。消化吸収速度が遅ければ遅いほど腹持ちが良くなるでしょう。そのため減量中の人は、ゆっくりと消化吸収されるプロテインをよく活用しています。
消化吸収スピードが比較的遅いプロテインの代表例は、ソイプロテイン・カゼインプロテインです。ソイプロテインは、大豆を原料とし食物繊維が多く含まれるため、消化吸収がおだやかになります。一方のカゼインプロテインは、胃酸の働きで固まる性質があり消化吸収に一定の時間がかかるため、腹持ちが良くなります。
美容に気をつかう女性にはソイプロテインが人気
ソイプロテインは、女性ホルモンに似た働きをする「イソフラボン」を多く含んでいます。そのためソイプロテインは、ホルモンバランスを整えたい人や、肌・髪の調子を整えたい人、美容に気をつかう女性を中心に人気を集めています。
ただし、イソフラボンは単に多く摂取すれば良いものではありません。イソフラボンの過剰摂取は逆にホルモンバランスを崩すことにもつながりかねないため、ソイプロテインを飲む際は商品に記載された使用量を守りましょう。
プロテイン選びで「人気かどうか」以外に見るべきポイント
商品の口コミや人気の高さは、プロテインを選びの参考になるでしょう。しかし、自分に最適なプロテインを選ぶには「人気かどうか」以外のポイントもチェックしなければなりません。以下では、プロテインを選ぶ際に確認すべきポイントをご紹介します。
原料
1つ目のポイントとして「原料」をチェックしましょう。ホエイプロテインとカゼインプロテインの原料は牛乳(動物性)で、ソイプロテインの原料は大豆(植物性)です。ただし、ホエイプロテインとカゼインプロテインは製法が異なるため、消化吸収スピードにも違いがあります。
バルクアップ目的なら、消化吸収スピードの速いホエイプロテインが良いでしょう。一方、減量・美容目的ならソイプロテインがオススメです。
成分
2つ目のポイントとしてあげられるのが「成分」です。特にたんぱく質含有量に関しては、トレーニング上級者なら日頃からチェックしている人も多いでしょう。しかし、プロテインの効果を十分に得るためには、初心者も成分を意識しておきたいところです。製品によってたんぱく質・脂質などの含有量が異なるほか、ビタミン・ミネラルなどの成分が含まれているものもあります。いくつかのプロテインを比較してみるのがオススメです。
なお、海外製品のプロテインをインターネットなどで購入する際には、たんぱく質含有量以外にも注意しておく必要があります。一部の海外製品には、ヒ素・カドミウムなどの重金属が安全基準を超えて混入していたことがあるため、基準が守られた国内製品を選ぶのが安全です。
価格・味
3つ目のポイントには「価格・味」があげられます。品質が良いとはいえ、あまりにも高価格なプロテインを選んでしまったり、飲みにくい・自分の口には合わない味のものを選んでしまったりすると、飲み続けることは難しくなってくるでしょう。トレーニングをするしないにかかわらず毎日継続して飲むためには、できるだけコストパフォーマンスの良い・飲みやすい味のプロテインを選ぶことが大切です。
人気のプロテインを飲んでいるのに効果がイマイチなときは?
原料・成分などもきちんとチェックし、かつ人気の高いプロテインを飲んでいるにもかかわらず、「想像していた効果が得られない」という人もいるかもしれません。そのような場合は、プロテインを飲むタイミングや摂取量などを見直してみると良いでしょう。以下では、人気のプロテインを飲んでいるのに効果がイマイチだと感じる人へ向けて、アドバイスをお伝えします。
タイミングを見直す
プロテインを飲むタイミングとしてオススメなのは、トレーニング前・食間・就寝前です。プロテインの効果を高めたい場合は、特にトレーニングのおよそ60分前の摂取 を心がけると良いでしょう。このタイミングでプロテインを飲むことで、事前に血中アミノ酸濃度を高めておくことができ、トレーニング中の筋肉分解の防止につながります。さらに、トレーニング後の「ゴールデンタイム」と呼ばれる、たんぱく質の合成が高まる時間に、効果的に筋肉合成を促すことも可能です。プロテインの効果がイマイチだと感じる人は、トレーニングのおよそ60分前に飲むようにしてみましょう 。
摂取量と運動量のバランスを見直す
プロテインを過剰に飲みすぎてカロリーオーバーになり、ボディメイクがうまくいかないケースもあります。そのため、摂取量と運動量のバランスをあらためて見直しましょう。
バルクアップ目的の人なら、摂取する必要のあるたんぱく質の量は1日あたり「体重×(約2g〜2.8g)」です。仮に体重70kgだとすると、1日あたり140g〜196gのたんぱく質が必要になります。とはいえ、一度に140gものたんぱく質をプロテインで摂取するわけではありません。効果的なプロテインの1回あたりの摂取量は、20代〜30代で20g程度、40代以上で40g程度が目安となります。プロテインは数回に分けて摂取するようにしてください。
なお、軽めの運動をおこなう人なら、1日あたりのたんぱく質摂取量は「体重×(約1.2g〜1.5g)」、特に運動をしない人なら「体重×(約0.8g〜0.9g)」が目安です。
以上を参考に、摂取量と運動量のバランスを調整してみましょう。
違う種類のプロテインを試してみる
「自分に合うプロテイン」は人によって異なります。プロテインを飲むタイミングや、摂取量・運動量のバランスを見直しても変化が見られない場合、異なる種類のプロテインを試してみるのも一つの方法です。さまざまな種類を試してみることで、自分と相性の良いプロテインに出会える可能性も高まるでしょう。
人気のVALXプロテイン3選【山本義徳プロデュース】
山本義徳先生がプロデュースした人気のプロテインをご紹介します。ボディビルダー・トレーニング指導者の山本義徳先生は、豊富な知識と経験をもとに、アスリートをはじめ多くの著名人の指導をおこなっています。先生のより詳しいプロフィールは、以下の記事をご覧ください。
飲みやすさにこだわった『VALX ホエイプロテイン』
『VALX ホエイプロテイン』は、飲みやすさを追求したプロテインです。チョコレート・ベリー・ヨーグルト・カフェオレ・バナナ・レモネードの6つのフレーバーから選ぶことができ 、プロテイン初心者でも飲み続けられるおいしさとなっています。水に溶けやすい独自の配合で、泡立ちや粉っぽさが気にならないように仕上げました。
さらに、コストパフォーマンスの高さも魅力です。『VALX ホエイプロテイン』では、経済的な負担なく毎日飲み続けられる価格を実現しています。日々の栄養摂取のベースとなるサプリメントとして活用すると良いでしょう。
ハイスペックな『VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト』
『VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト』は、発売からわずか7日で完売した経緯もあるほど人気のプロテインです。 6種類のいずれのフレーバーも、たんぱく質含有率90%以上(無水物換算値)を誇ります。 たんぱく質含有量の高さは、ホエイから炭水化物・脂肪・乳糖・乳脂・灰分などを取り除くことで実現したものです。乳糖がほとんど含まれないため、牛乳でお腹を下してしまう人にもオススメできます。
ハイスペックなのにもかかわらず、1kgあたり4,400円という驚きの低価格によって 、継続して飲みやすくなっています。
まとめ
初心者には飲みやすく続けやすいプロテイン、上級者には成分にこだわったプロテインが人気です。プロテインを選ぶ際には、人気の高さを指標にするのも良いですが、原料・成分・価格・味などを確認し、自分の目的に合ったものを選ぶのがオススメです。
人気なだけでなく、たんぱく質含有量・コストパフォーマンス・飲みやすさにもこだわったプロテインを探している人には、VALXのプロテインが最適でしょう。今回ご紹介した3種類 のプロテインは、初心者も上級者も満足できる製品となっています。興味のある人は、ぜひチェックしてみてください。
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
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