アミノ酸

メチオニンは食品で摂れる?たんぱく質合成に欠かせない必須アミノ酸【山本義徳監修】

メチオニンは、9つある必須アミノ酸のうちの一つで、たんぱく質の合成や代謝に大きく影響する、大切な栄養素です。

この記事では、メチオニンの摂取によりって得られる効果、メチオニンを多く含む食品を解説します。1日の摂取量の目安、効果的に摂取する方法もあわせて紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてください。

メチオニンの特徴や効果

メチオニンは、体内でつくりだすことができない必須アミノ酸の一つです。
まずはメチオニンの特徴や効果を解説します。

メチオニンの特徴

9つある必須アミノ酸の中でも、メチオニンはとても重要な役割があります。体内でのたんぱく質合成をおこなう際、メチオニンが最初に使われるからです。メチオニンが不足するとほかのたんぱく質合成にも支障をきたし、筋力低下が起こりやすくなります。

メチオニンは、脂肪をエネルギーに変換する際に必要なカルニチンの合成に関わります。

現代人にとって重要な血中コレステロール値をコントロールする働きも見逃せません。脂質を乳化させて身体の外に排出しやすくするほか、肝臓での毒素や老廃物の排除・代謝を促進させるなどの特徴もあります。

メチオニンは水銀・鉛・カドミウムなどの有害重金属と呼ばれる物質の排出も可能なため、デトックスに関心がある人にとっても重要な成分です。

メチオニンの効果

メチオニンの摂取によって得られる効果はたくさんあります。例えば、脳の活性化による認知症の予防・うつ病の改善・肝機能のサポート・免疫力のアップなどがあげられます。
髪を健康に保つこともメチオニンの効果の一つです。薄毛や抜け毛を防止する効果が期待されています。

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メチオニンを含む食品と1日の摂取量の目安

次にメチオニンを多く含む食品や1日に必要な摂取量の目安を紹介します。
肉類・魚介類などの動物性たんぱく質は、メチオニンの含有量が多い傾向にあります。肉類・魚介類はメチオニン以外の必須アミノ酸も多く含んでいます。

メチオニンを含む食品

メチオニン含有量の多いおもな食品は下記のとおりです。

種類 品名
肉類 鶏むね肉・牛肉・羊肉
魚類 カツオ・マグロ
魚類加工品 カツオ節・煮干し
乳製品 牛乳・チーズ・無調整豆乳
野菜類 ほうれん草・グリーンピース
そのほか ナッツ類

1日の摂取量の目安

メチオニンの1日に必要な摂取量の目安は、体重1kgあたり15mgです。
自分の体重(kg)に15mgをかければ、1日に必要な摂取量を計算できます。体重60kgの人の場合、60kg×15mg=900mgとなり、1日に900mgの摂取が必要です。

上記に加え、メチオニンを多く含む食品の含有量を覚えると、メチオニンを毎日十分に摂取するためには何をどれくらい食べれば良いか、見当がつくようになります。

品名 100gあたりのメチオニン含有量(mg)
カツオ 790
クロマグロ 760
鶏むね肉 640
豚ロース(赤身) 620

メチオニンを効果的に摂取するには?

人間の体内で重要な働きをする、メチオニンを効果的に摂取するためのポイントを紹介します。

アルコール摂取は控えよう

アルコールを多く摂取すると、肝臓で大量のメチオニンが消費されます。メチオニンの摂取効率を上げるなら、アルコール摂取は控える必要があります。

動物性たんぱく質を摂る

メチオニンに限らず、必須アミノ酸を効率良く摂取するなら、肉・魚などの動物性たんぱく質を摂るのがオススメです。
野菜などにも必須アミノ酸は含まれていますが、動物性たんぱく質に比べるとアミノ酸バランスは低い傾向にあります。
アミノ酸バランスの低い食品だけでは、必須アミノ酸を毎日効率良く摂取できません。食事を麺類だけで済ませることが多い、あるいは野菜が中心で肉・魚はほとんど食べない場合は、この機会に食生活を見直してみてください。

9種類の必須アミノ酸をバランス良く摂取

必須アミノ酸は、9種類をバランス良く摂取する必要があります。
仮にメチオニンだけを多く摂取しても、ほかの8つの必須アミノ酸が不足していた場合、十分な効果は得られません。
必須アミノ酸は、9種類(メチオニン・バリン・イソロイシン・ロイシン・リジン・フェニルアラニン・トリプトファン・スレオニン・ヒスチジン)あります。そのうち、最も摂取量の少なかったものに合わせて生成されるからです。
例えば、9種類のうちの8種類は十分な量を摂取できていたとしても、ロイシンの量が不十分な場合、ほかの必須アミノ酸の多くが利用されず、効果も低くなります。
そのようなことにならないように、必須アミノ酸は9種類をバランス良く摂取し続けることが大切です。

メチオニン補給のできる山本義徳監修サプリメント

メチオニンの摂取には動物性たんぱく質が適していますが、調理の手間やカロリーが気になる人も多いかと思います。
アミノ酸バランスの良い食品だけを毎日摂取し続けることは難しいため、ほかの食品でも十分な栄養を摂れるよう、献立を工夫する必要もあります。
そこまでの手間はかけられない場合は、サプリメントでの補給を考えてみてください。

VALXのサプリメントは、ボディービルダー・トレーニング指導者として知られる山本義徳先生が完全監修しています。しっかりと効果を実感できるよう、配合などにも山本義徳先生のこだわりが詰まっている商品です。

メチオニンは、以下2つの商品の両方に含まれています。筋肉トレーニングをおこなっている人には併用もオススメします。

たんぱく含有率90%以上の本格プロテイン

『VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト』は、山本義徳先生の完全監修のもと、たんぱく質の純度にこだわったプロテインです。余計なものをできるだけ入れないことで、たんぱく含有率90%以上を実現しました。味にもこだわり、チョコレート風味・ストロベリー風味など、6種類のフレーバーで飽きずに続けることが可能です。
メチオニンなどの必須アミノ酸も含まれているため、これらの成分を効率良く摂取したいときにもオススメです。

吸収速度の速い必須アミノ酸9種類を最適バランスで配合!

『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』は、9種類の必須アミノ酸を毎日しっかり摂りたい人にオススメのサプリメントです。山本義徳先生の完全監修のもと、配合の黄金比率にこだわっているため、必須アミノ酸を効率良く摂取できます。
フレーバーは、シトラス風味・コーラ風味・パイナップル風味の3種類です。水に溶けやすいので、朝起きたときなど、飲みたいときにすぐに飲めます。トレーニング中の人はもちろん、普段あまり運動をしない人もぜひ生活に取入れてほしいサプリメントです。

まとめ

メチオニンは脳の活性化・免疫力のアップなど、身体にとって重要な働きをしています。ほかの必須アミノ酸を摂取していても、メチオニンが不足していては健康な身体づくりは上手くいきません。

メチオニンは肉・魚・乳製品などの食品から摂取が可能なため、バランス良く食べてメチオニンが不足しない食生活を心がけてください。

日々の食事だけで十分な摂取が難しいと感じる場合は、サプリメントの利用も選択肢の一つです。今回紹介した『VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト』や『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』は効果が実感できる製品のため、初めての人にもオススメです。

メチオニンを日々上手に摂取しながら、健康な毎日を過ごせる身体を目指してください。

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監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。

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