EMSで電気刺激を与えることで、筋肉を鍛えたりダイエットに役立てたいという方必見。 EMSが筋肥大やダイエットに効果があるのかをお話しいただきました。
EMSについて
筋肥大に効果的なのか?
筋肉に電気的な刺激を加えるEMS。
電気の刺激を与えることによって筋肉は自然に収縮する、と考えるとEMSをうまく使えばトレーニングをハードにやらなくても自然に筋肉が使われるので良さそうに思えるだろう。
ただし、ここで大事なのは筋肉はただ収縮するだけではなくてネガティブの刺激が大事であるということ。収縮してから伸びていく、この伸びていくときに負荷を与えることが筋肉を強くしていくためのポイントとなる。
電気刺激であるEMSでは、ネガティブの刺激があまり加わらない。なので、筋肉を大きくするという上ではあまり効率は良くないということが言える。
EMSの効果的な使い方
ただし、リハビリにはとても有効。
リハビリで少し怪我をして関節が動かせないときに筋肉が落ちるのを防ぐ、というような意味ではEMSは一定の効果がある。
さらに、EMSを加えた上でそこのトレーニングをする、バーベルカールをやって二頭筋を収縮させた上でさらに二頭筋に電気の刺激を与える、ということは最近少しアメリカで出てきており、効果があるのではないかというようなことが言われるようになっている。
ベン・ジョンソンのトレーナーで有名な人もEMS、実は昔進めていたりする。なんで、リハビリとかには少なくとも効果がある。
普通のトレーニングに追加することで効果があるということも考えられるが、EMSだけで筋肉をつけるというのはなかなか難しい。
脂肪燃焼への効果は?
EMSをやることにより、そこの部分の脂肪が落ちるかというとそれもちょっと懐疑的。
大事なのは血流を増進し、そこに脂肪燃焼酵素を活性化させていくことが大事になる。しかし、EMSで外から収縮させてもなかなかそこの血流は上がらないので、ある程度は変わるかもしれないが、トレーニングした方が明らかに効果が高いと思われる。
全く何もやらないよりかは良いと思うが、個人的にはEMSはやってはいない。リハビリという点では効果が期待できるので、怪我をしてトレーニングができないという人にはいいかと思われる。
記事監修者 情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
メジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家など幅広いクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル「VALX 山本義徳 筋トレ大学」を開設。
一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)(下)
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
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