減量中にサプリメントを摂って、筋肉が分解されることを防ぐ！

「減量期は筋肉が落ちないようにすること」
山本義徳先生は、体脂肪を燃やすことも重要ですが、筋肉を落とさないようにすることも減量期には重要であると考えています。

そこで、減量期に摂って欲しいサプリメントを3つ紹介します。
それぞれのサプリメントの働きについて詳しく説明します。

その①グルタミン

グルタミンは、体内に最も多く存在するアミノ酸です。

なぜ、グルタミンが減量期に必要なのかというと、グルタミンをサプリメントとして摂ることで、筋肉の分解を抑えることができるからです。

減量期間は糖質や脂肪などの栄養が不足しており、エネルギー源となるATP（アデノシン三リン酸）が十分作れません。
そのため筋肉をアミノ酸に分解して、エネルギー源となる材料を取り出そうと働きます。
筋肉がアミノ酸に分解されたときのエネルギーの材料としてグルタミンが使われます。

サプリメントからグルタミンを摂取することで、筋肉が分解されることを防ぐことができます。
山本義徳先生は、筋トレ後にグルタミンを最低5g〜10g摂ることを推奨しています。
実際に山本先生は、減量期間でなくても、トレーニング後に15g程度のグルタミンを摂るようにしているとのことです。

グルタミンは、腸や免疫細胞のエネルギー源としても使われるため、1回でまとまった量のグルタミンを摂ることを心掛けましょう。

参考：グルタミン｜アミノ酸を詳しく学ぼう！｜アミノ酸大百科｜味の素株式会社

参考：グルタミンは筋トレの味方！効果や摂取タイミングについて | POWER PRODUCTION MAGAZINE（パワープロダクションマガジン）

参考：山本義徳氏が、アミノ酸の一種である”グルタミン”について解説 – VALX（バルクス）produced by 山本義徳

その②EAA

EAAも必須アミノ酸を効率的に摂取できるため、減量中に摂ったほうがいいサプリメントです。

なぜなら、EAAには筋肉のたんぱく質を合成する作用だけでなく、筋肉の分解を防ぐ作用があるからです。
特に、ロイシンが筋肉の分解を防ぐアミノ酸として知られています。

さらに、EAAは体内への吸収速度が早いため、血中アミノ酸濃度の低下による筋肉の分解を素早く抑える効果が期待されます。

そのため減量中、EAAをしっかり飲むことで筋肉の分解を防ぐことができます。

参考：EAAとは？BCAA、プロテインとも違うEAAの効果・メリットを紹介！ – VALX（バルクス）produced by 山本義徳

参考：ロイシン | 成分情報 | わかさの秘密

その③ホスファチジルセリン

ホスファチジルセリンも筋肉の分解を抑えることができます。

ホスファチジルセリンを摂ることで、筋肉が分解される時に関係するコルチゾールというホルモンの働きを抑えることができます。
コルチゾールの働きを抑えることで筋肉の分解も抑えることができます。

これまでの研究結果より、ホスファチジルセリンを1回800mg摂ることで、コルチゾールの働きを抑えられるという報告があります。
トレーニング前に200mg程度摂るだけでも、コルチゾールの働きを抑えることがわかっています。

参考：ホスファチジルセリン | 成分情報 | わかさの秘密

まとめ

減量中は、糖質や脂質などの十分なエネルギーを摂ることができません。
そのため、筋肉を分解してエネルギーとして使われないように、グルタミン・EAA・ホスファチジルセリンを紹介しました。

• 減量中は体脂肪を燃やすことも大事だが、筋肉が落ちないようにすることも大事
• グルタミンをサプリメントとして摂取することで、筋肉の分解を抑える
• EAAを摂ることで、筋肉の分解を防ぐこともできる

• ホスファチジルセリンは、筋肉を分解するコルチゾールの働きを抑える

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