ホームジムはトレーニーの夢だと思います。
家にトレーニングジムがあれば、ジムに行く必要も、トレーニングマシンが空くのを待つ必要もないなどメリットがあります。
今回は山本義徳先生が考える、ホームジムに置きたいトレーニング器具について紹介します。
ホームジムのメリットとデメリット
ホームジムとは自宅にトレーニング器具を用意することで、24時間誰にも邪魔されずにトレーニングできる点が大きなメリットとしてあげられます。
将来的に、山本先生もホームジムを持ちたいと考えているのだとか。
ホームジムは、人と切磋琢磨することで記録を伸ばせたり、頑張ることができるという人にとってはデメリットものあると思います。
しかし一人で黙々と頑張ることが苦にならないという人には、非常にメリットが大きいといえるでしょう。
ホームジムに必要な機材
ホームジムに最低限必要な器具として、パワーラックがあげられます。
パワーラックがあると、ほとんどのトレーニングを行うことが可能です。
さらに、140kgセットのバーベル・重量を自由に設定できるアジャスタブルダンベル・フラットから90度まで調整できるアジャストベンチを用意することで、ほとんどの種目のトレーニングが行えます。
- パワーラックの相場:およそ7~10万円
- バーベルの相場:3~5万円
- アジャスタブルダンベルの相場:およそ6万円
- アジャストベンチの相場:およそ8~12万円
総額30万円程度でそろえることができると思います。
機材を選ぶ時の注意点
機材を選ぶ時に注意することは、機材の耐荷重と部屋の耐荷重についてです。
機材の耐荷重が何キロか?
安いアジャスタブルベンチなどでは、耐荷重が150kg程度しかありません。
150㎏の耐荷重を越えてしまうと、安全にトレーニングができないため、自分の体重とトレーニング機材の重さを足しても余裕のある機材を選ぶようにしてください。
特にパワーラックは、さまざまな製品が販売されていますが、最低300kg以上の耐荷重がある機材を選んでください。
ほかにも、ベンチプレス中に潰れてしまっても抜け出せるようセーフティーバーのあるラックを選ぶことも大切です。
ホームジムの場合、ほかに人がいない状況でトレーニングを行うことになるため、誰かに助けてもらったり、補助をしてもらうことができません。
あらかじめカタログで調べてから、購入する機材を決めましょう。
部屋の耐荷重が何キロか?
トレーニング器具は非常に重く、数多くの機材を設置すると相当な重量になります。
部屋の床が抜けたり、沈まないように部屋の耐荷重を確認してください。
さらに、床が傷つかないように保護マットなどを敷くことがオススメです。
スペースがあまりない人は?
部屋にトレーニング器具を置くスペースがない人には、ぶら下がり健康器がオススメです。
ぶら下がり健康器は、懸垂・ディップス・腹筋・レッグレイズのトレーニングができます。
山本先生が中学生の時、自宅のぶら下がり健康器で懸垂やディップスを行っていたそうです。
値段も1万円程度で、費用を抑えながら筋肉を発達させることができます。
さらに、アジャストベンチとアジャスタブルダンベルの2つがあると、上半身・下半身・腹筋のほとんどを鍛えることができます。
まとめ
ホームジムは誰にも邪魔されずトレーニングができます。
しかし、ホームジムでは補助を受けたりすることができません。
まずはある程度ジムで経験を積み、自分でトレーニングができるようにしておくことも大切です。
必要なトレーニング器具は、パワーラック・バーベル・アジャスタブルダンベル・アジャストベンチなどおよそ30万円程度で買いそえることができます。
- ホームジムは誰にも邪魔されずにトレーニングができる環境
- トレーニング器具はパワーブロック・アジャスタブル・アジャストベンチ
- 機材の耐荷重には注意をする。パワーラックでは300kg程度必要
- ぶら下がり健康器でも懸垂・腹筋・レッグレイズ・ディップスができる
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
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