一般的に頭痛を引き起こす原因はいくつもありますが、激しい筋トレをしている最中や、トレーニング終了後などにも頭痛が発生することがあります。
今回は筋トレ時の頭痛の原因と対策について紹介します。
頭痛の原因を3種類に分けて、対策方法も記載しました。
頭痛には、いろいろな原因が考えられるため、病院やかかりつけ医にご相談することもご検討ください。
緊張型の頭痛の原因と対策
筋トレ中の頭痛の原因として、一番考えられることは、緊張型の頭痛です。
緊張型の頭痛の原因
緊張型の頭痛の原因はトレーニングによって、首・肩の筋肉が凝ってしまうからです。
肩こりによって頭痛になった人もいると思いますが、首や肩の筋肉が凝り固まってしまうことが原因であるため、筋肉をほぐして、血液の流れを良くすることが大事です。
葛根湯(カッコントウ)
江戸時代から、筋肉の凝りには葛根湯(カッコントウ)が使用されてきました。
葛根湯は風邪薬のように思われますが、筋肉の凝りをほぐす働きもあります。
そのため、葛根湯を飲むことで、筋肉の凝りをほぐす効果が期待できます。
参考:葛根湯(カッコントウ) : ツムラの漢方処方解説 | 漢方について | ツムラ
マグネシウム
マグネシウムも、血行の循環を良くします。
マグネシウムオイルや、水に溶かして使用するマグネシウムパウダーのどちらでも問題はありません。
首や肩の凝っている筋肉に塗ることで、凝りもほぐれて、頭痛も和らぐと思います。
参考:緊張型頭痛と片頭痛の対策|頭痛・生理痛・肩こり痛など、さまざまな痛みに「ロキソニンSシリーズ」|第一三共ヘルスケア
酸欠による頭痛と対策
筋トレ中の頭痛の原因として、次に考えられることは、酸欠による頭痛です。
酸欠による頭痛の原因
酸欠による頭痛の原因は、重い重量や短いインターバルなど、トレーニングを頑張りすぎると酸欠になりやすいからです。
対策:深呼吸
トレーニング前に、深呼吸をして、体内の酸素量を増やすことが大切です。
深呼吸をすることで、頭痛対策だけでなく、トレーニング後半も粘れて、トレーニング後もそれほど息が上がりません。
血行性の頭痛と対策
血行が良くなりすぎると、頭痛になることもあります。
血行性の頭痛の原因
体温が上がり血行が良くなりすぎることで血管が太くなり、神経に触れることが頭痛の原因になることがあります。
対策:痛い箇所を冷やす
血行性の頭痛は、痛い箇所を冷やすことで、血管が細くなり神経に触れなくなると思います。
特に、大きな動脈が通っている、首の頸動脈・脇の下・太ももの付け根などの血管を冷やすことによって血管が収縮して神経に触れなくなるという対策が可能になると思います
まとめ
筋トレによる頭痛は、緊張型・酸欠・血行性の3つに分けて考えることができます。
筋肉の凝りは、葛根湯やマグネシウムなどでほぐすことができます。
- 筋トレによる頭痛は、筋肉の凝りによる緊張型の頭痛がある
- 首や肩の筋肉をほぐすことが有効
- 葛根湯やマグネシウムも有効
- 酸欠型の頭痛は、深呼吸が有効
- 血行性の頭痛は、血管が拡張して神経に触れているため、冷やすことが有効
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
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