HMBのサプリに副作用のリスクはある？

トレーニングで身体を大きくしたい人のなかには、HMBサプリメントの摂取を考えている人も多いのではないでしょうか。

HMBは筋肉合成のサポートや筋分解の抑制に効果があるだけでなく、筋肉の劣化を防ぐ作用も期待できる優秀な成分です。しかし、摂取による副作用が心配なトレーニーもいる事でしょう。

今回は、HMBサプリメントに副作用があるのかどうかを解説します。HMB摂取時の注意点なども紹介しているので、HMBに興味がある人はぜひ参考にしてください。

HMBに明確な副作用は報告されていない

HMBの摂取に関して、現在までに明確な副作用は報告されていません。

国立医薬品食品衛生研究所の研究では、HMBを1日3g、最大8週間にわたって摂取しても副作用は報告されなかったとしています。
出典：国立医薬品食品衛生研究所安全情報部 食品安全情報（化学物質）

また、国際スポーツ栄養学会の論文でも、81kgの男性が1日50gのHMBを3か月摂取しても副作用はなかったと、その安全性の高さに言及しています。
出典：International Society of Sports Nutrition Position Stand: beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB)

HMB摂取の副作用は現状報告されていないため、安全な成分といえるでしょう。ただし、今後の研究によっては何らかの影響が確認されるかもしれません。最新の情報を常にチェックしておきたいところです。

HMBサプリメントは、ドーピング剤でもなければ医薬品でもありません。基本的には食品と同じで、メーカーが推奨する摂取量を守っていれば、大きな副作用が起きる事はないと考えられます。

ただし妊娠中・授乳中・持病のある人は、摂取前に医師などに相談したほうが良いでしょう。

HMBの適正な摂取量

HMBは適正量を守って摂取する事で、筋肉量増加などの効果を期待できます。摂取量の目安は1日3gですが、普段の食事から摂取するのは難しい量なので、サプリメントなどを利用するのがオススメです。

摂取のポイントとしては、1gずつ3回に分ける事です。1度に3gまとめて摂取しても身体に悪影響はありませんが、吸収しきれなかった分は体外へ排出されてしまうので、少しずつ補給したほうが良いのです。朝・昼・夜の3回のタイミングに分けて摂取しましょう。

日常的にハードなトレーニングをしている人であれば、1日に5～6g摂取する事でより効果を高める事ができます。その場合も、1回1gを複数回に分けて摂取するようにしましょう。

HMBを摂取する際には、血中濃度も意識する必要があります。摂取してから徐々に血中濃度が上がっていくので、トレーニングのタイミングに合わせて飲む事が大切です。
なお、摂取から2時間半が経過すると血中濃度が半分になってしまいます。一定の濃度を保つためにも、少しずつこまめに摂取しましょう。

またHMBは、プロテインやEAAなど、筋肉の材料になるサプリメントを一緒に摂ってこそ効果を実感できるものです。HMB単体だけ摂取しても、筋肉量を増やすことは期待できないので、プロテインやEAAもぜひ一緒に摂るようにしてください。

ちなみに、HMBはほかのアミノ酸系のサプリメントと同様に、過剰に摂取してしまうと浸透圧性の下痢・腹痛を引起こしてしまう事があります。早く筋肉を増やしたいからと大量に摂取しても、効果が劇的に上がるわけではありません。適正量を把握し、摂りすぎに注意してください。

まとめ

HMBサプリメントは、適切な利用において副作用は確認されておらず、さまざまな研究でその安全性が証明されています。
健康に不安がある人など個々の事情によっては、医師の診断を受けてから摂取してください。

HMBはたくさん摂取すれば効果が増すものではないので、適正量をきちんと守りましょう。摂取の際は1日の必要量をまとめて摂るのではなく、複数回に分けると効果的です。

また、上質なHMBサプリメントを摂取する事で、より効果を高める事ができます。上質なHMBサプリメントを探している人には『VALX HMBタブレット』がオススメです。トレーニーが1日に必要とする3gのHMBをしっかりと摂取できます。特にハードなトレーニングをしている人にぴったりです。

 

HMBは摂取量を守って使用する場合においては、極めて安全性の高いサプリメントといえます。日頃からトレーニングしている人は、積極的に取入れるようにしてください。

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