プロテインは良質な筋肉づくりのためのワークアウトドリンクとして欠かせません。しかし、なかにはプロテイン不要派を謳う人も存在します。結局、プロテインは飲んでいいものなのか?と悩む人も少なくありません。
そこで、この記事では「プロテインを飲まない派がいる理由」に着目しながら、多くのトレーニーが「なぜプロテインを飲むことを推奨するのか」について解説します。また、安心で安全なプロテインの飲み方についても紹介します。
「プロテインは飲まない派」がいる理由
十人十色というように、それぞれに考えがあるので「プロテインを飲む・飲まない」は個人の自由です。「プロテインは飲まない派」は、どのような考えからプロテインを飲まないと決めたのでしょうか。
腎臓をはじめとした内臓に負担がかかる
たんぱく質を過剰に摂取すると、腎臓に負担がかかるという意見があり、プロテインを飲むことはたんぱく質の過剰摂取に当たる、という見解があります。とくに生乳などの原材料があったとしても、人工的に生成され、濃縮されたたんぱく質を身体に補給することは、身体に負担がかかると考える人も見られます。
体内にはアミノ酸の貯蔵機能があり、たんぱく質をあえて摂取しなくても貯蔵分のアミノ酸からたんぱく質を生成する機能もあります。生成されたたんぱく質が新しいアミノ酸を生み出すというリサイクル機能もプロテイン不要論を後押ししているようです。
たんぱく質の変換によって生まれたアミノ酸の過剰供給が認められれば、アミノ酸の余剰は尿素・窒素に変換され、尿として排泄されます。この過程で腎臓に負担がかかると腎機能低下につながるので、プロテインを推奨しないという考え方が出ているようです。
人工甘味料による健康被害
プロテインは飲みやすさを追求するために、糖質を使わない人工甘味料を添加し、甘みを持たせています。糖質や脂質の摂取を防ぐために、プロテインによって甘味を摂る人もいるようです。
「人工甘味料」とは響きが良いのですが、実際は合成化学物質として位置づけられています。人工甘味料のなかには、自然界(天然)には存在しない化合物もあるため、避けているという人も見られます。
発がん性が指摘された「サッカリン」のイメージのほか、ダイエット系食品などに含まれる「アステルパーム」は代謝の過程でメタノールという有毒物質が発生するとの指摘があるため、これらが入っているプロテインの使用に疑問が持たれています。
さらに、人工甘味料以外にも、合成保存料や海外からの輸入たんぱく質、遺伝子組み換え食品の使用など懸念材料が多いという声もあります。
食事で十分なたんぱく質を摂取している
良質なたんぱく質は動物性の食品や、大豆などの植物性の食品に多く含まれています。
豆腐・豆乳を積極的に食べている人はもちろん、魚・肉・鶏卵を適切な方法で調理して食べていれば、1日に必要なたんぱく質の量をカバーできるという考え方を持つ人も見られます。
チーズ類やヨーグルトなど嗜好品にもたんぱく質は含まれているので、間食などからも摂取できるという意見もあります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、たんぱく質の必要量は1日の総摂取エネルギーの13%~20%程度が理想です。推奨されている1日の摂取たんぱく質の量は成人男性で60g程度と考えられています。鶏ささみ肉・しらす干し・ゆで卵などを3食の食事のなかで食べていれば、1日60gのたんぱく質が摂取できるため、プロテインは不要という意識を持つ人も見られました。
多くのトレーニーがプロテインを飲む・推奨する理由
ボディメイクやバルクアップを目指すトレーニーたちは、ジムで筋肉を鍛える強度が高い運動をおこなっています。運動時には多くの人がプロテインを飲み、身体に栄養を補っている状態です。ここからはプロテインを飲むトレーニーの考え方をまとめます。
プロテインが原因の健康被害の報告はほとんどない
プロテインはそもそもたんぱく質であり、分類としては食品です。製造過程で有害な物質が混入すれば健康被害が起きるかもしれませんが、通常の製品であれば、プロテインの摂取によって健康を害することはほとんどないとされています。
日本製で、なおかつ品質管理が徹底された工場(GMP認定工場など)で製造されたプロテインであれば、心配はないでしょう。
「腎臓に悪いのでは?」という意見もありますが、厚生労働省の見解では、健康な人であればプロテインの摂取によって腎臓に負担がかかる可能性は低いとみられています。
食事のみで十分なたんぱく質を摂るのは難しい
ボディメイクのために、ストイックな脂質・糖質制限をしている人もいます。その場合、赤身肉などにたんぱく質が豊富に含まれているといっても、脂質も含まれているので調理方法が限られてしまいます。
摂取した食事からたんぱく質のすべてを吸収できるとは限らず、どんなに食事量を確保しても、足りていないことも考えられます。
たんぱく質が多く含まれている食材は高額なものも多く、毎日3食分を補うために食材を購入し続けていたら食費がかさんだり、食材を買いそろえるための買い物の時間もかかったります。プロテインも高額な商品ですが、食材をそろえ続けるよりは安く抑えることができるでしょう。
効率的なたんぱく質の摂取に最適
プロテインは1食当たり120kcal前後で、牛乳1杯分200mlのカロリー約138kcalと比べても大きな差はありません。食事の置き換えドリンクとしても使われるため、カロリーを抑えてたんぱく質を摂取したいときに効率的だと考えられます。
ホエイプロテインのように水溶性プロテインなら身体への吸収も早く、消費されたアミノ酸やたんぱく質を速やかに補給できます。
とくにワークアウト・バルクアップなど一般的な運動と比べて強い運動をおこなっている場合、標準の摂取量より多くのたんぱく質やアミノ酸補給が必要です。このような理由から、食事よりも手軽に摂取できるプロテインの存在が有効的といえるでしょう。
VALX ホエイプロテインは、メジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家など多くのアスリートを指導していたこともある”山本義徳”先生が完全プロデュースしたホエイプロテインです。
Amazonのプロテイン新着ランキングで1位を獲得、日本マーケティングリサーチ機構の調査で「トレーナーが推奨するプロテイン」「おいしいと思うプロテイン」「飲み続けたいと思うプロテイン」の部門で3冠を達成するなど、多くのユーザーにご愛用いただいております。
チョコレートやバナナなどの定番はもちろん、ベリーやカフェオレ、レモネード、抹茶など、非常に多くのフレーバーを取り揃えていますので、毎日飲んでも飽きることなく飲み続けることができます。
1食あたり100円なので、自動販売機で飲み物を買う感覚で飲むことができるコスパのいいプロテインです。
安全・安心なプロテインの飲み方
「食べすぎや飲みすぎ、無理は禁物」といわれるのと同じで、安全だといわれるプロテインも正しい飲み方ができなければ、身体への負担が大きくなると考えられます。正しいプロテインの飲み方を覚え、健康的な筋肉美やヘルシーな身体作りを目指しましょう。
体質にあったプロテインを選び、無理なく飲む
プロテインを飲んで下痢が起こった、というような事例もあります。生乳を原料としたホエイプロテインやカゼインプロテインを飲むと起こりやすい症状で、乳糖不耐症という体質が原因とみられています。
自分が乳糖不耐症だとわかったら、大豆由来のソイプロテインに切替えるほか、乳糖を限りなく除去しているWPI製法のプロテインを使用することをオススメします。
また、プロテインは一気に飲み干すものではありません。少しずつ補充することが良いと考えられています。
一気に飲み干すと、たんぱく質が消化されずに排泄されることもあります。誤嚥の原因にもなりやすいので、ワークアウト中やそれ以外のときでも、ゆっくり無理なく少しずつ飲むようにしましょう。
1日の摂取量を守る
1日の使用目安量を守ることも大切です。プロテインの使い方や目安量を見ると、1日2~3回という表現がなされ、それ以上プロテインを飲む機会を作ると、たんぱく質の供給過多となってしまいます。1日3回程度であれば、食事と合わせてもたんぱく質の摂取過剰にはなりにくく、安心して飲めるでしょう。
普段の食事にプラスしてプロテインを飲むという人も見られます。プロテインにもカロリーが存在し、規定以上飲めば摂取カロリー過多になる可能性も否めません。
やはりプロテインは安全とはいっても、摂りすぎは健康への影響が懸念されることになります。食事とのバランスも考えて摂取することも検討しましょう。
高品質なプロテインを選ぶ
プロテイン商品のなかには、複数のプロテインをブレンドしたものがあります。品質を高めるという意味合いもありますが、安価なものと高価なプロテインを混ぜることで価格を下げる隠れた効果を狙うことも考えられます。
数多く販売されているプロテインのなかには、たんぱく質の生成度合いが低いものや、添加物の割合が多くたんぱく質の含有量が低いものも否めません。
安心してプロテインを使うためには品質が高いプロテインを選ぶことをオススメします。「WPIホエイプロテイン100%使用」という商品を購入の目安とするほか、たんぱく質含有率が80%以上と高い製品を選ぶと、良質なたんぱく質を摂取につながることでしょう。フィットネス関連ブランドや、プロトレーナー監修の商品などを選ぶことも一案です。
【山本義徳プロデュース】オススメプロテインの紹介
バルクアップを目指す人に選ばれるVALXを手掛ける山本義徳先生は、プロのストレングスコーチとして、人気プロアスリートたちのボディメイクなどを担当。自身もボディビルダーとして輝かしい実績を残しており、これまで培ってきた知識や、栄養・筋肉の関係をもとにしたさまざまな情報を発信しています。
とくにYouTubeチャンネル「山本義徳 筋トレ大学」では、チャンネル登録者の質問に答えるほか、正しい運動の方法などを丁寧に解説し、プロテインを摂取することの理由や正しい飲み方なども発信し、多くのトレーニーの道しるべとなっています。2022年1月現在50万人以上のチャンネル登録者数を抱え、注目度が高い人気YouTuberとしても活躍中です。
ここからは、山本義徳先生がプロデュースするオススメプロテインを紹介します。
山本義徳 筋トレ大学の登録はこちらから
山本義徳 筋トレ大学
VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト
高品質のプロテインを毎日続けたい人にオススメしたいのが、WPI製法で生成度合いを高めたホエイプロテインです。身体への吸収も早いので、厳しいワークアウト後のトリートメントにも最適です。WPI製法によっておなかがゴロゴロしにくいので、牛乳が苦手な人も安心でしょう。独自の製法を取り入れ、水にさらりと溶けやすいのも特徴です。
フレーバーは6種類用意されており、バリエーションに富んでいるのも魅力です。プロテイン初心者はもちろん、糖質・脂質を制限中の人にもストレスを感じさせません。
WPI製法のプロテインは高額なイメージですが、VALXのブランド化によって量産がかなうため、買い求めやすい価格帯になっています。
VALX ホエイプロテイン
バリュー価格でホエイプロテインを使いたいと人には、WPC製法で作られたホエイプロテインがオススメです。乳清(ホエイ)を濃縮したものを使っているので、安定した品質が魅力的です。水と混ぜて軽く振るだけですぐに飲めるため、水に溶けやすいところも人気のポイントとなっています。
身体づくりのためにプロテインを飲む人に選ばれている理由は、「バリエーション豊富なフレーバー」にあります。チョコレート風味・カフェオレ風味・レモネード風味・ベリー風味など、プロテインにありそうでなかった味わいを含めた7種のフレーバーから選べるため、飲み飽きることなく毎日続けられるでしょう。
まとめ
プロテインを飲まないという人も見られますが、プロテインへの理解を深めることで、その必要性が見えてきたのではないでしょうか。
プロテインを飲む理由をしっかり理解し、プロテインを使うことで目指せる目標があると、ボディメイクにも力が入るものです。もちろん、1日分の目安を守らずに飲みすぎてしまうことや、体質に合わないプロテインを使い続けることは身体にもよくありません。
選び方や飲み方を守り、長く続けられるプロテインを見つけましょう。
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
【筋トレ大学PRO】
https://shop.valx.jp/shop/information_categories/kintoredaigaku-pro
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/