筋肉痛がなかなか引かないという場合の、対処方法やおすすめサプリメントを山本義徳先生が解説します。
筋肉痛が起こる理由と対策
筋肉痛がなぜ起こるのかという事自体が実はまだよくわかっていません。トレーニングをする事で筋肉に炎症が起き、筋肉を回復させる事でプロスタグランジンやブラジキニンなどの発痛物質が出てそれが筋肉痛の原因になると言われています。
そのような発痛物質を無くす事で筋肉痛を早くなくす事ができるというのは理論的には考えられます。そのためには血流をよくする事が大切です。血液の流れをよくすれば発痛物質も身体から早く出ていくというわけです。
あまり筋肉を温めてしまうと、確かに血流はよくなりますが炎症が逆に促進されてしまうという問題があります。筋肉の炎症はアイシングをして冷やした方が回復が促進されます。
筋肉は温めた方が発達しやすいという話もありますが、筋肉痛を早く治すという意味では温めるのか、冷やすのかどちらの方法をとるのかというのはまた変わってきます。
そんなに発達しなくても良いから早く筋肉痛を治したいなら、冷やした方が良いです。まずは炎症を抑えることです。ある程度おさまったところで今度は筋肉を温めてあげると、血流がよくなります。炎症を抑えてから血流をよくして発痛物質を無くしてあげるということです。
トレーニングが終わったらしばらくアイシングをして翌日に暖かいお風呂に入ると筋肉痛は早く治るはずです。ただし筋肉を発達させたいのであればトレーニング後に筋肉は温めたほうが良いので、使い分けてください。
筋肉痛に効くサプリメントは?
サプリメントとして血流をよくするビタミンEや、ナイアシン アルギニン イチョウエキス などでも血流はよくできますので、そういったサプリメントを摂ることで筋肉痛を治すのに役立ちます。
また、トレーニングが終わってすぐビタミンB50あるいはB100のサプリメントを飲んで、就寝前にも1カプセル飲むようにするとおそらく翌日の筋肉痛がかなり弱くなっていることと思います。お試しください。
記事監修者 情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
メジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家など幅広いクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル「VALX 山本義徳 筋トレ大学」を開設。
一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)(下)
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
【筋トレ大学PRO】
https://shop.valx.jp/shop/information_categories/kintoredaigaku-pro
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/