EAAとは、Essential Amino Acidsの略で、9種類の必須アミノ酸のことを指します。また、必須アミノ酸9種類を配合したサプリメントのことを、EAAと呼ぶこともあります。
EAAには1日の摂取量に目安があります。
近年、トレーニング業界で注目されているEAAは、正しい飲み方をすれば、短期間で最大限の筋肥大効果が期待できるサプリメントです。「効率良くバルクアップしていきたい」などの目的からEAAを摂取する場合、適切な飲み方を知っておきましょう。
ここでは、EAAの1日の摂取量の目安や、トレーニング前後と起床時の飲み方、プロテインと併用する場合の摂取量についてご紹介します。
EAAの摂取量目安は1日10~15g
EAAには、筋肉の合成に必要な9種類の必須アミノ酸が含まれています。トレーニングと併用して摂取すると効率的な筋力アップを期待できますが、1日の摂取量は多すぎても少なすぎても期待した効果は望めません。
EAAのサプリメントを飲むタイミングは、多くのアミノ酸を必要とするトレーニング時がオススメです。
トレーニングをして、体内のアミノ酸が不足した状態が続くと疲労感が残りやすくなります。そのうえ、不足したアミノ酸を補おうとして、身体は筋肉を分解することでアミノ酸を増やそうとするため、トレーニングをしているのに筋肉が落ちてしまうという事態を招いてしまいます。
そのような事態にならないためには、トレーニングを始める30分前にEAAを摂取しておくのがオススメです。EAAが吸収され、トレーニング中のアミノ酸不足を防ぐ事ができます。
60分以上の長時間のトレーニングをするときは、トレーニングの最中にもEAAを摂取しましょう。水に溶かして飲めば水分補給にもなるので、ワークアウトドリンクとして取り入れるのがオススメです。
EAAの摂取量はEAAを摂り始めたばかりという方の場合、1日10g~15gが目安です。摂取量が少なすぎると十分な効果は期待できません。
7g程度のEAAを摂取した場合、筋肉の合成がうまく機能しないという海外の研究結果も報告されています。
「毎日ハードなトレーニングをしている」「筋肉の分解を少しでも抑えたい」という方は、体内のアミノ酸濃度が低下しやすい起床時にEAAを摂取するのもオススメです。
VALX EAA9(イーエーエーナイン)は、メジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家など多くのアスリートを指導していたこともある”山本義徳”先生が完全プロデュースしたEAAです。
必須アミノ酸9種類をバルクアップに最適なバランスで配合。
さらに疲れの原因となる乳酸の蓄積を減らすベータアラニンも追加することで、トレーニング中のワークアウトドリンクとして最適な仕上がりになっています。
また、「まずくて飲みにくい」のがEAAのデメリットでしたが、VALX EAA9ではシトラス・コーラ・パイナップル・青りんごという4つのフレーバーを用意。
他のEAAを飲み続けることができなかったという方にも非常におすすめのEAAです。
EAAサプリを飲みすぎると下痢になる
肉や魚、卵など、たんぱく質を含む食品は胃や十二指腸で分解されてアミノ酸になります。そのあと小腸で吸収されます。
通常、たんぱく質がアミノ酸に分解されるまでにかかる時間は3~4時間と言われています。EAAはすでに分解された状態のアミノ酸のため、サプリメントで摂取すればたんぱく質を分解するプロセスが省かれるので、素早く小腸に到達し、すぐに吸収されるという特徴があります。
しかし、一度に多くのEAAを飲むと、腸管内のEAA濃度が急上昇するので要注意です。腸内のEAA濃度が上がると、浸透圧の作用により、腸管内へ多くの水が引き込まれてしまいます。腸内の水分が増えると、お腹がゆるくなったり浸透圧性の下痢を起こしたりする事があります。
EAAを飲んで下痢になった経験のある方は、適切な摂取量や飲み方をしていたかどうかを見直してみてください。
EAAの摂取が原因の下痢を防ぐには、1日の摂取目安量(10g~15g)を守る事が重要です。1回で1日の摂取量を飲むのではなく、トレーニング前・トレーニング中・トレーニング後と何回かに分けて摂取しましょう。
普段からお腹を壊しやすいという方は、摂取量を減らしてみるなどの工夫をして、どのくらいの摂取量なら体調不良を起こさずに筋力アップを図れるかのボーダーを探ってください。
なお、浸透圧性の下痢は、通常なら1~2日で症状が治ります。下痢の症状が見られたときはEAAの摂取を控え、水分補給と消化の良い食事を心がけてください。
参考:下痢の正しい対処法(一般社団法人日本臨床内科医会)
プロテインと併用する場合もEAA摂取量は変えなくていい
筋力アップや健康維持のためにプロテインや各種サプリメントを飲んでいる方もいるでしょう。複数のサプリメントを飲む際は、栄養量や成分の働きを考慮して摂取量を調節します。
EAAの場合、プロテインなどのサプリメントと併用しても、1日の摂取量を調節せずに飲む事ができます。
オススメの摂取方法としては、筋肉が分解されないためにプロテインで十分なたんぱく質を摂り、トレーニング時にワークアウトドリンクとしてEAAを摂る方法です。
また、起床時は体の栄養が枯渇しており、筋肉が分解されやすい状態にあるため、朝の栄養補給としてEAAを摂るのもオススメです。
まとめ
EAAは筋肉の合成に欠かせない必須アミノ酸です。ワークアウトドリンクとして飲用すれば、トレーニング中の筋肉の分解を防ぎ、バルクアップをサポートします。
一気に飲むと下痢を起こす事があるので、1日の摂取量(10g~15g)は守り、ゆっくりと飲むようにしましょう。
山本義徳先生監修のVALX EAA9は、効果的にバルクアップするために最適な栄養バランスで配合されたEAAサプリメントです。水に溶けやすく、爽やかなシトラス風味なので水分補給を兼ねたワークアウトドリンクにもオススメです。
NAQSEL(ナクセル)は、運動中の脂肪燃焼と食事に含まれる脂肪や糖分を抑える機能を持った、機能性表示食品です。
1.食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑える
2.肥満気味な方の内臓脂肪とBMIを減らすのを助ける
3.食後の中性脂肪や血糖値の上昇を穏やかにする
4.運動中の脂肪の燃焼を高める
NAQSELは、含まれる成分の科学的根拠に基づき、その機能性(効果)と安全性を消費者庁に届け出している機能性表示食品です。
運動中に脂肪を燃焼させたい方や、過度に食事を制限できない方などに非常におすすめの機能性サプリメントです。
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。
【筋トレ大学PRO】
https://shop.valx.jp/shop/information_categories/kintoredaigaku-pro
【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/