栄養・食

ダチョウの卵で巨大オムレツを作る!山本義徳先生によるバルク飯

ダチョウのたまごを使用した、巨大なオムレツ作りに山本義徳先生が初挑戦。

そもそもダチョウのたまごはおいしいのかマズいのか!?
上手にオムレツを焼けるのか焦がしてしまうのか!?!?

なにもかもわからない中、アシスタントの竹迫さんと共同作業!
普段のYouTube動画では見られない山本先生の意外な表情と共に最後までお楽しみください!!

コラムの最後には、過去の動画から明らかになる山本先生の料理のセンスも紹介しています。

なぜダチョウの卵でオムレツを作ることになったのか?

そもそも卵はたんぱく質が多く含まれた、バルクアップ食品として、トレーニングをしている人に愛好されている食品です。

卵として最大クラスの大きさを誇るダチョウの卵を食べることで、素晴らしいバルクアップ食になるのでは?ということで、山本先生にダチョウの卵を使ったオムレツ作りに挑戦してもらうことになりました。

ところでダチョウってどんな生き物?

ダチョウは世界最大の鳥であり、大きいオスでは体高2m以上、体重は100kgを超えます。
アフリカ大陸に生息しており、飛ぶことはできませんが非常に脚が速く、最高速度は時速60km~70kmで走ることができます。
さらに、ダチョウの視力は非常に良く、アフリカの草原でも遠くにいるライオンやチーターなどの天敵を察知して、逃げることができます。

分類 鳥綱ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属の鳥類
体高 オス:2m以上
メス:175~190m程度
生息地 アフリカ
特徴 ダチョウ以外の鳥類は足の指が3本に分かれていますが、ダチョウの足の指は2本のみ

参考:http://www.tobuzoo.com/zoo/list/details/9/

ダチョウの卵ってどんなもの?

ダチョウのたまごは、世界最大の大きさを誇り、重さは1.5kgほどあります。
一般的なニワトリのたまごの20~25個分に相当します。

オスが1羽に対して、複数のメスの一夫多妻制の集団を形成します。
ひとつの卵の周囲に産卵をするため、中央の卵を安全に育てることができます。

食用のほかにインフルエンザウイルスやニキビの原因菌に効く抗体がダチョウの卵には含まれており、ダチョウの卵の抗体を使用したマスクとして商品化されています。

参考:https://www.koutai-mask.com/

ダチョウの卵はどこで仕入れたの?

今回、鹿児島県オーストリッチ事業協同組合様から購入したダチョウのたまごを使用させていただきました。

鹿児島県オーストリッチ事業協同組合は、鹿児島県内にある6つのダチョウ農園より作られています。
生産者が安心してダチョウの飼育に専念できるように、鹿児島県オーストリッチ事業協同組合では、ダチョウの食肉加工に関する環境を整備しているとのことです。

参考リンク:http://www.k-ostrich.com/

金づちで割る

世界最大の大きさの卵といわれているダチョウの卵をテーブルの角で割りたいと思います。

「(テーブルの角でダチョウの卵を)コンコンと叩いてみます。」

ゴン!

想像以上にダチョウの卵の殻は固く、ヒビひとつ入りません。

ゴン!
ゴン!ゴン!ゴン!

「(ダチョウのたまごで)釘でも打てそうな硬さですので、普通にやっても割れないと思います」
一発目より強い力で、テーブルの角に打ちつけてもびくともしないダチョウの卵に、思わず少年のような笑顔になる山本先生。

可愛いですね。

ダチョウの卵と同じくらいの大きさの、山本先生の上腕二頭筋でも割れないなら、誰にも割れないのでは?と、いう読者もいると思いますが、安心してください。
付属の説明書には、ダチョウの卵は金づちを使用して割ってくださいと明記されております。

説明書に記載されていた通り、金づちで割ってみたところ・・・。

ゴスッ!
ゴスッ!

山本先生の一投に、思わずアシスタントの竹迫さんも驚いていますね。

ゴスッ!
ゴスゴスゴスッ!!
ゴスッ!

「あっ!ちょっと割れてきました」

金づちで叩くこと十数回、硬い殻の間から薄皮が覗いてきました。

薄皮を破いて、ボウルにダチョウの卵の中身を流し入れます。

20cmを超える大きさのボウルの3分の2以上が埋まってしまいました。

前述しましたが、普通のニワトリの卵の20~25個分の量がダチョウの卵にはあると、言われています。
実際に見ると迫力があると思います。

ダチョウの卵をボールで混ぜる

かつて山本先生がひとり暮らしをしていたとき、卵を10個使用したオムレツを作っていたそうです。

昔一人暮らしをしていたときには 全卵10個くらいの オムレツを作っていたんですが

卵10個分のオムレツを1回で作ろうとした際、フライパンが卵でいっぱいになった当時の経験から、ダチョウの卵のオムレツは2回に分けて作ることにしました。

オムレツを上手にひっくり返す

今回オリーブオイルを使ってみたいと思います

今回はオリーブオイルを使用して、まずは1個目のオムレツを焼きます。

オリーブオイルには、抗酸化作用のあるポリフェノールとビタミンEが含まれており、身体にいいとされています。

卵黄に含まれるコリン 脳の働きを高めることに役立ちます

卵の卵黄にはコリンが多く含まれています。
小腸で吸収されたコリンは「記憶」「情報伝達」の役割を担う神経伝達物質のアセチルコリンの材料として脳内で使われます。

アセチルコリンの分泌量の減少が原因でアルツハイマー型認知症が引き起こされていると考えられているため、卵黄からコリンを摂取することは、脳の働きを高めるために役立つと考えられています。

参考:https://www.kewpie.com/newsrelease/items/2020/items/pdf/2020/newsrelease_20201204_P_Vol.106.pdf

普通の卵とは違い、卵白が多く含まれていることから真っ白なオムレツが完成しました。

山本先生は巨大オムレツを完成させました!

次に、いつもお世話になっているアシスタントの竹迫さんのために、山本先生がオムレツを作ります。
そこで取り出したのは、オムレツのおいしさを引き出すと言われている、DEATHと書いてあるケチャップ

「美味しそうなケチャップですね」
『け、ケチャップですね』

「はい、とても美味しいケチャップです(迫真)」
『・・・ケチャップです(震え)』

実際の山本先生と竹迫さんの掛け合いは、動画の5分30秒からご確認いただけます。

ドボ ドボ ドボ

2つ目のオムレツを焼いていきます。

『1日で卵10個分以上食べても、身体は大丈夫でしょうか?』

この量の卵って普通食べても大丈夫ですかね

これまで「卵の摂取は1日1個までにしないと、コレステロール値が上がるため身体に悪い」と言われていました。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」においても、1日あたりのコレステロール摂取基準が明記されていた経緯があります。

しかし、国立健康・栄養研究所において、1か月間・職員らが毎日卵を10個食べ続けることで健康に悪影響を与えるのか調査が実施されました。
その結果、健康に悪影響は一切ないという調査結果が発表されました。
2015年に改定された「日本人の食事摂取基準」では、コレステロールの目標量(上限)の記載が消えたとのことです。

現在では、十分な科学的根拠がないという理由で、コレステロールを多く含む食品による血中コレステロール値の影響はないと考えられており、卵を10個食べても問題はありません。

国立健康・栄養研究所とは、1920年に創立され、国民の健康や栄養に関する研究を行ってきた機関です。
食事摂取基準や国民健康・栄養調査などの、大規模な調査にも関わっています。
現在の研究によると、卵はいくら食べても大丈夫ということがわかっています。

全然健康に問題はなかった 今は卵をいくら食べても大丈夫ですよと

そろそろ2つ目のオムレツも焼けました。

2つ目のオムレツも焼けたのでこれから実食して見ましょう。

おいしいオムレツが完成

うま!!!

まずは、山本先生が自ら焼いたダチョウのたまごのオムレツを実食しました。
山本先生もびっくりするくらいおいしいオムレツが完成しました。

卵すごい美味しいんですけど

ダチョウの卵は黄身よりも白身の割合が多いため、オムレツにすると白身のふわっとした仕上がりになりました。

山本先生は料理が苦手?

「26歳のときに結婚をして以来、料理をしていない」と、山本先生はYouTubeのプロテインパンケーキ企画で語っていました。

料理はしていないものの、膨大な栄養に関する知識を山本先生は持っているため、料理に使用する原材料名からどのような特徴の料理になるか考えることができます。

プロテインパンケーキのYouTube企画では、プロテインパンケーキ粉の原材料に小麦タンパク質が多く含まれているいため、筋肉の回復を促進するパンケーキを作ることができると言っていました。

小麦タンパク質には、乳タンパク・卵タンパクと比べてグルタミン含有率が高く、グルタミンには筋肉の回復を促す働きがあります。

筋トレ時、グルタミンを摂取するタイミングや量は?トレーニングの効果を高めるために、多くの人がサプリメントを利用しています。しかし、サプリメントは摂取タイミングを間違えると、効果があらわ...

パンケーキ作りでは、フライパンにひくオリーブオイルの量が多すぎた

入れすぎました笑

撮影に同行していたスタッフらに、プロテインパンケーキを焼く際のオリーブオイルの量が異常に多いという指摘を受けて、撮り直しになったことがあります。

山本先生は意外とおっちょこちょいな一面も!?

プロテインシェイカーの蓋が少しだけ空いており、テーブルにプロテインをおもいっきりこぼすお茶目な一面もあります。

まとめ

今回は世界一大きいたまごであるダチョウのたまごを使ったオムレツを紹介しました。
普段のトレーニングでは見せない意外な一面・表情が見られました。

ぜひ、実際の動画も見て楽しんでください

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。

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