ダイエット

「太るから飲まない」は間違い?プロテインは女性のダイエットにオススメ

近年のダイエットは、ただ細くなる事を目指すのではなく、健康的な身体作りへとシフトしています。トレーニングに励む女性も増え、筋肉を増やすためにプロテインを積極的に摂っている人も少なくありません。

しかし「プロテインを飲むとかえって太ってしまうのではないか?」と不安に思う事もあるでしょう。

この記事では、プロテインは本当に太るのかという疑問を解消するために、プロテインのカロリーや筋肉のしくみ、代謝について解説します。

プロテインに関する正しい知識を身につければ、ダイエットの成功にもつながるので、ぜひ参考にしてみてください。

プロテインを飲んでも太らない

プロテインを飲むと太る、というイメージを持っている人もいますが、実際はプロテインを飲んだだけで太るという事はありません。

「プロテイン=太る」は完全に誤解

プロテインとは、日本語でたんぱく質を表します。たんぱく質は筋肉を作るために欠かせない栄養素であるほか、皮膚や髪の毛、爪などの材料になるため、美容にも欠かせません。食べ物では、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などが代表的です。

しかし、普段の食事だけでたんぱく質を十分に摂取するのは難しいため、トレーニングやダイエットに取組む人の多くはプロテインを飲んでいます。

もちろん、プロテインを多く飲みすぎた結果、摂取カロリー量が消費カロリー量を上回れば体重は増加しますが、プロテインが特別に脂肪として蓄積されやすいわけではありません。ダイエットをするなら、プロテインの量を調整したり、混ぜるドリンクを工夫したりして、摂取カロリー量を消費カロリー量より抑えるのが基本です。

プロテインのカロリー

農林水産省が発表している一日に必要なエネルギー量の目安は、成人女性で1,400~2,400kcalです。たんぱく質のカロリーは1gあたり4kcalで、たんぱく質の含有量は製品によって異なります。糖分や脂肪分が少ない製品であれば、1回あたり120kcal程度で、一日に3回摂取しても360kcalとなり、プロテインの摂取でカロリー過多になるとは考えにくいでしょう。

また、厚生労働省が推奨している一日のたんぱく質摂取量は、成人女性で50gです。プロテイン25gを一日に2回摂取するだけで、推奨されているたんぱく質量を確保できます。

厚生労働省が推奨する摂取量は、あくまで運動をしない人が健康を維持するのに必要な最低量です。筋トレをする人は体重×2g以上のたんぱく質を摂る必要があり、そうなると食事だけで必要量を補うのは難しくなります。食事だけでは不足しがちなたんぱく質は、プロテインを積極的に取入れて補いましょう。

オススメのプロテインは『VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト』です。
山本義徳先生の完全監修のもと、乳糖を取り除くWPI製法で作られたプロテインで、牛乳でお腹がゆるくなってしまう人でも安心です。

プロテインを飲んだだけでは筋肉はつかない

プロテインを飲むと太るというイメージ以外にも、筋肉がつきすぎて体重が増加するのではないかという不安を持つ人もいます。しかし、プロテインを飲んだだけで筋肉がつきすぎる事はありません。

プロテインは、筋肉のもととなるたんぱく質を効率良く摂取するためのサプリメントです。あくまで筋肉を作る補助のような役割のため、プロテインを飲んだだけで筋肉量が目に見えて増える事はまずないでしょう。

また、日常生活を送る程度の筋肉への負荷では、筋肉の成長や肥大にはつながりません。適切な栄養バランスを前提に、トレーニングと休息の繰り返しで筋肉は成長するため、プロテインを飲んだとしてもトレーニングなしでは筋肉量は増えないのです。

参考:
エネルギー | 栄養成分百科|江崎グリコ株式会社
日本人の食事摂取基準(2020 年版)1-2 たんぱく質|厚生労働省

プロテインを活用して健康的にダイエット

ダイエットで大切なのは、食欲を抑える事です。血糖値が急激に上がったり下がったりすると食欲が増すため、最近では「糖質制限ダイエット」という方法が広まってきました。

糖質は炭水化物に含まれる栄養素です。摂取すると血糖値が大きく上昇したあと急激に低下します。血糖値を下げる際に放出されるインスリンというホルモンは、血液中のブドウ糖を筋肉に取り込む作用がありますが、その量にも限界があり、インスリンの働きで処理しきれなかったブドウ糖は中性脂肪に変換されて身体に蓄積されます。したがって、ダイエット中は糖質量を抑える必要があります。

ただし、糖質制限をして食欲を抑えるだけでは、筋肉量が減少し、基礎代謝量まで低下してしまいます。代謝を悪化させるダイエットをするとリバウンドが起こりやすく、痩せにくい身体になる可能性も高まるのです。

代謝を維持してリバウンドを防ぐためには、たんぱく質を摂取しながらのトレーニングが重要です。たんぱく質が豊富な食べ物としては、肉や魚などがあげられますが、筋肉をつけるために十分な量を食事だけから摂取するのは難しい場合もあります。

そこで取り入れたいのがプロテインです。食事とあわせてプロテインを利用すれば、手軽にたんぱく質を摂取でき、ダイエット中に陥りがちな筋肉量の低下と代謝の悪化を防ぐ事ができます。

ダイエット中の食事について、詳しくは山本義徳先生の解説動画「【ダイエット】減量中にお勧めの食べ物や食事の注意点を解説」もあわせてご覧ください。

参考:プロテインで太るって本当?気になるカロリーは?|江崎グリコ株式会社

まとめ

ダイエット中は食事制限をおこなう事も多く、どうしてもたんぱく質が不足しがちです。たんぱく質が不足すると筋肉量が落ち、代謝が低下するため、どんどん痩せにくい身体になってしまいます。

リバウンドを防ぎつつダイエットを成功させるには、良質なたんぱく質を摂取しながらのトレーニングが必要です。

プロテインは太るというのは間違いで、実際は筋肉を作るために必要な栄養素が含まれているうえに低カロリーのため、ダイエットには最適です。普段の食事だけで十分な量のたんぱく質を確保するのが難しいときは、ぜひプロテインを併用して効率的にたんぱく質を摂取しましょう。

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

【You Tube】
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