ヒスチジンは9種類ある必須アミノ酸の一つで、不足すると体調不良の原因になってしまうこともあります。しかし、普段どのくらいヒスチジンを摂取しているのか、わかりにくいのも事実です。そのため、過剰に摂取してしまった場合、どのような副作用が起きるのかも不安になる人もいるでしょう。
この記事では、ヒスチジンの安全性や副作用について解説します。ヒスチジンや必須アミノ酸の働きを説明するほか、効率良くヒスチジンを摂取するためのサプリメントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ヒスチジンの安全性・副作用
ヒスチジンを多く摂取した場合にはどのようなことが起きるのでしょうか。ここでは、ヒスチジンの安全性や副作用を解説します。
適切に摂取するなら安全
ヒスチジンの必要摂取量は、大人の場合、1日当たり10mg/kgとされています。体重が60kgだと600mg必要です。1日に必要な量のヒスチジンを食事やサプリメントで摂取する場合は、特に問題ありません。
ただし、妊娠中・授乳中の安全性は確認されていないので注意が必要です。そのほか、食品・薬などとの相互作用も、データ不足により明確にはわかっていません。薬を服用している場合は副作用が起きる可能性もあるため、医師に相談したほうが良いでしょう。
過剰摂取で起こる副作用
ヒスチジンは、体内でヒスタミンを作る材料です。ヒスタミンには、けが・薬など外部からの刺激により血管を拡張する働きがあり、アレルギーの発症・血圧低下などの原因になるとされています。
ヒスチジンを過剰摂取すると血中のヒスタミン濃度が上昇するため、喘息やアレルギー体質の人は、かゆみやじんましんなどの皮膚症状が現れる可能性があるでしょう。これはヒスタミン中毒と呼ばれ、ひどい場合はショック症状を起こすこともあります。
必須アミノ酸・ヒスチジンの役割と効果
ヒスチジンは過剰に摂取した場合、副作用が起こる可能性があります。しかし、ヒスチジンは私たちの身体にとって欠かせない物質です。ここでは、ヒスチジンの役割や期待される効果を解説します。
ヒスチジンは9種の必須アミノ酸の一つ
ヒスチジンは必須アミノ酸の一つです。必須アミノ酸は、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、基本的に体内では合成できない9種類を指し、EAA(Essential Amino Acid)とも呼ばれます。
必須アミノ酸の役割は、たんぱく質の合成のほか、肝機能や神経機能のサポート、ストレスの緩和などです。身体を作るだけでなく精神面でも大きな役割を果たしているため、バランスの良い摂取を心がけましょう。
必須アミノ酸の種類や細かな役割は、下表を参考にしてください。
名称 | 役割・期待される効果 |
ロイシン(BCAA) | たんぱく質の合成や維持・肝機能サポート・血糖コントロール |
バリン(BCAA) | 成長サポート・肝機能サポート・筋肉強化・血液中の窒素バランス調整 |
イソロイシン(BCAA) | 血管拡張・成長サポート・神経機能サポート・肝機能サポート |
フェニルアラニン | 精神安定・食欲抑制・鎮痛効果 |
スレオニン | 成長サポート・新陳代謝サポート・肝機能サポート |
ヒスチジン | 食欲抑制・脂肪の分解サポート・美肌サポート ・神経機能サポート・成長サポート・慢性関節炎やストレスの緩和 |
トリプトファン | セトロニンやメラトニンの生産サポート・コレステロールや血圧コントロール |
リジン | 肝機能サポート・免疫力向上・カルシウムの吸収サポート・ホルモンや酵素の生成 |
メチオニン | たんぱく質の合成・解毒・肝機能サポート |
必須アミノ酸は、以下の記事でも詳しく解説しています。
ヒスチジンの摂取で得られる効果
を刺激する働きがあり、過剰に作用するとアレルギーの発症・血圧低下の原因となることがあります。とはいえ、悪い作用だけではなく、身体に役立つさまざまな作用を持っていることも忘れてはいけません。
ヒスチジンの摂取で期待される効果は、以下のようなものです。
食欲抑制・脂肪の分解サポート | 食欲抑制や脂肪の分解をサポートするヒスタミンの材料となる |
美肌サポート | 抗酸化作用がある。 シミやそばかすなどの原因となる紫外線の影響を抑える |
ストレス軽減 | 血管拡張作用があり、ストレスの軽減が期待できる |
成長サポート | 子どもは体内で生成できず、発育に不可欠。 神経機能をサポートする働きもある
|
ヒスチジンの効果は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ヒスチジンを多く含む食材
ヒスチジンを多く含んでいる食材には、以下のようなものがあります。
- 魚類(カツオ・マグロ・ブリ・サバ・サンマ・イワシ)
- 肉類(子牛肉・鶏肉・豚肉・ハム)
- 乳製品(チェダーチーズ・ドライミルク)
- 大豆製品(大豆・きな粉)
なかでも、魚類には多くのヒスチジンが含まれているため、積極的に摂取しましょう。ただし、魚を調理する際は、鮮度を落とさないよう衛生管理に気を配ってください。
食事だけでヒスチジンの必要摂取量を満たせない場合は、必須アミノ酸が含まれたサプリメントによる補充をオススメします。
ヒスチジンを含む食材は、以下の記事でも詳しく解説しています。
効率良くヒスチジンを摂取するならVALXのサプリメントがオススメ
ヒスチジンを摂取できるサプリメントを探しているなら、VALXのサプリメントがオススメです。ここでは『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』『EAA BEAUTY(イーエーエービューティー)』の2つを紹介します。
必須アミノ酸を完全配合『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』
『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』はボディービル・パワーリフティング界で有名な山本義徳先生が完全監修したサプリメントです。
本格的な筋力トレーニングをおこなっている人はもちろん、毎日の食事で必須アミノ酸が足りないと感じている人にも適しています。
EAAサプリメントは飲みにくい味のものが多くありますが、『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』は味の良さが大きな魅力です。利用されている人から、「味も成分も申し分ない」「とても飲みやすい」と高い評価を得ています。
シトラス風味・コーラ風味・パイナップル風味の3種類があるので、気分や好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
美容を気にする女性にオススメ『EAA BEAUTY(イーエーエービューティー)』
『EAA BEAUTY(イーエーエービューティー)』は女性の美容と健康のサポートにオススメのサプリメントです。こちらも山本義徳先生が完全監修しており、必須アミノ酸がバランス良く配合されています。
さらに、フラボノイドを豊富に含有しているピクノジェノール(R)や、乳酸の蓄積を抑制してコンディションを整えるβ-アラニンが含まれているのも特徴です。ベリー風味で飲みやすいので、毎日の習慣として取入れてみてください。
まとめ
ヒスチジンは9種類ある必須アミノ酸の一つで、ヒスタミンの材料になる物質です。摂取量が多すぎると副作用があるものの、美容や健康に良い作用も多く持っています。
ヒスチジンは魚類・肉類など、さまざまな食材で摂取可能ですが、食事だけで1日の必要摂取量に足りない場合はサプリメントで補うと良いでしょう。
『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』や『EAA BEAUTY(イーエーエービューティー)』なら、ヒスチジン以外の必須アミノ酸もしっかり摂取できます。必須アミノ酸を手軽に、バランス良く摂取したい人は、サプリメントの活用を検討してみてください。
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
1969年静岡生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルダーとして国内外の大会で活躍。世界2冠を獲得する等、数多くの優勝経験を持つ。その後、アスレティックトレーナーとしてメジャーリーガーやJリーガー、総合格闘家等幅広いクライアントへトレーニングおよび栄養指導を行う。2019年4月にトレーニングのノウハウや食事、ダイエットに関する情報を発信する『VALX 山本義徳 筋トレ大学』を開設し、登録者数72万人を突破。2024年8月には、更に深い知識やより細かいメカニズムを徹底解説した動画コンテンツ『筋トレ大学PRO』を新たに開設し、より上級者に向けたトレーニングや健康に関する情報を発信している。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
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